ナポレオン1世(ナポレオン・ボナパルト将軍)

諸君、これらのピラミッドの上から、四十の世紀がわれわれを見つめているのだ。

-[1769-1821] フランスの皇帝 ナポレオン1世1798年エジプト遠征の際の言葉-

こりゃ昨日の滑稽に転落する前の荘厳なころのナポレオンの言葉です。この人うまいんだよねえ。まだ軍人たるナポレオン・ボナパルト将軍が将来自分が歴史上にのこる皇帝となる野心がかいまみえる発言ですなあ。しかしこのころのフランス軍は強かった。あくまで過去形だけど。ナポレオンが将軍としてイタリア方面の司令官になったころフランス軍は例によって堕落のきわみだったそうな。この人のすごいところはそのダメ軍隊のモチベーションをあげに上げ、世界最強のフランス軍を創っていったところにあると思うぞ。まあ、例よって「慢心」という独裁者特有の熱病に冒されあわれな結果になるんだけど。しかしナポレオン時代からフランス軍はまたまたダメ軍団になっちゃって、20世紀になってからはいいとこなし。二度の世界大戦でも連合軍の尻馬に乗って一応戦勝国グループだけど、この国が戦争に勝ったところを世界の人々は知らない。戦争映画にドイツ軍や米英軍はよくでてくるけど、フランス軍なんて脇役にもなっていない。せいぜい地下水道を走り回る「レジスタンス」だけだというのはちょっと悲しい。でもえらそうにふるまってるんだよねえこの国。まるでわが国のお隣の国にそっくりだったりして。フランスに「ミラージュ」や「ラファール」って中堅どころのジミ系戦闘機があってそれを生産してる「ダッソー」という会社。この会社は昔「マルセル・ブロッシュ」という会社であり、その名の人が設立したんだけど、このブロッシュさん戦時中は例によってレジスタンス活動をしててコードネームが「ダッソー」だったらしい。それを社名にしたんだね。やはり、心の支えが市民レベルのレジスタンスで開戦前「ヨーロッパ最強」と自称していた尊大なフランス軍はドイツ軍にたった1ヶ月!であっけなく降伏しました。ナポレオンが泣いてるぞフランス。

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