アーノルド・トインビー

逆説的だが深く真理を突いた人生の大原則――ある目標に到達する一番確実な方法は、その目標自体ではなく、それを超えたところにあるもう少し野心的な目標を目指すことである。

-[1852-83] 英国の経済学者・歴史家 アーノルド・トインビーの言葉-

この人は甥っ子に同じ名前の「アーノルド・J・トインビー」って人がいるからややこしい。

「J」が入っているかいないかで別人なのだ。

昨日、フィギュアスケート金メダリスト荒川静香さんの演技を見ていて今日はこれを書こうと思ったのだ。

あのトリノでの最終戦、普段固い顔の彼女は笑顔で演技も鳥肌がたつほど美しいと感じたのはバイカー修ちゃんだけではないと思うぞ。

あのフィギュアはどうしても「美」を競うという性質上、日本人のスタイルや表情からいつも「不利」な種目だと思っていた。

ところがどうだろう・・・荒川さんは普段はそうでもないのに(失礼!)圧倒的に「女性としての美」が際立っていた。

なぜだろう?あまりにポイント主義に走り難易な技を繰り出すアクロバティックな競技に終始した結果、ほかの選手が「美」という概念を忘れたのではないかと感じた。

荒川さんはふと「ふっ切れて」フィギュアの原点である「美」ポイントよりも大事な「美」に気付いたんではないだろうか。

それが「それを超えたところにあるもう少し野心的な」部分になったのではないだろうか?

それがなんのポイントにもならないはずの「イナバウアー」になったのではないかと感じた。

でもあの「レイバック・イナバウアー」の際ひときわ歓声があがったよね。

あれもう「アラカワ・イナバウアー」ってしたほうがいいくらいの美しい技ですよね。

無心でないと加算されない技をいれるのは難しいと思う。

目指すものが他の選手と違ったことは大きいし、他の選手も超一流だから、練習中のあの荒川さんの美しさに圧倒されて調子を崩したんじゃないだろうか?

でも生まれて初めて欧米の人より「美しい」日本人を見たように感じました。

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