ベレナイシ・アボット

リアリティに比類ない美しさがあることに相変わらず気づいていない人がいる。幻想的で思いがけないもの、絶えず変化してまた新しくなるもの、そのようなものはどこよりも現実の世界そのものの中に示されている。
-[1898-1991] 米国の女流写真家 ベレナイシ・アボットの言葉-

幻想的で美しいものは夢ではなく現実の中にこそある。だからそれを見つけて写真に撮るんだな。美しさとは?、芸術とは?あまりに荒んだ現実社会に生きる僕らは毎日が苦悩と重圧の日々なんだ。それから逃げようとすると社会から阻害されてしまう。その中にこそ美しいものをみつけ認識し、自分の糧(かて)にするのか。逃避をせず、現実を直視しなさいというベレナイシの思いなんだろう。写真とは、不思議なものだよね。二次元の中に三次元の空間のみならず、そのエネルギーと時間まで謄写(とうしゃ)してしまうようだ。現実、今起きている現実、目をそむけたい現実。これと向き合えと彼女はいう。今、ここという現実にしか解決と未来の基点はないんだからなあ。

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