梅原 猛

マルクス主義がまったく失敗に終わったこと、そしてソ連が劇的な解体をとげたことは、近代性の主流だった西欧リベラリズムが崩壊する前兆にすぎない。マルクス主義にかわる選択肢となり、歴史の終焉における支配的なイデオロギーになるどころか、リベラリズムは次に倒れるドミノになるだろう。
-[1925-] 哲学者 梅原 猛 1992年の発言-

これが1992年、ソ連崩壊直後の梅原猛の言葉です。バイカー修ちゃんも、ソ連崩壊というあまりの歴史的大事件に驚き、感動し、西側の勝利と、次は東欧、中国の番か?と思っていたときこの論文を読んでまたまた衝撃が走ったのをよく覚えているぞ。そうなのだ。マルクス主義だけではなくて、この西側のリベラリズム、うん自由主義と言ったほうがいいかな。これが崩壊する序曲は始まっているように感じる。家庭や社会が徐々に崩壊しつつある。モラルは低下し、組織は壊れ、世の中の秩序も失われていく。精緻(せいち)な工業製品は欠陥だらけとなり、社会には事故や騒乱がおこっていく。不思議なことにこのようなときには天変地異もあわせておこる。この行き着く先はどっかのバカ将軍が狂って戦争・・。最悪のシナリオだな。こんなことを延々と人類はやってきたんだね。バカだねえ。人間って。身近な家族を愛し、幸せな家庭をつくるってことを地道にやったら、幸せになるのにね。金持ちになりたいとか、人に優越感を感じたいとか、そんなところから人の道は狂ってくるんだろうな。そもそも人間も動物だ。動物は「ダーウィンが来た」で見るように今日食われるかもしれないという不条理の世界で生きている。そう考えると人間が「幸せに生きたい」と思うことそのものが自然の摂理に反するんだろうな。だって人間だけだよ。死を日ごろ意識しないで生きているのはね。

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