ジョン・スタインベック

本を書く商売に比べたら、競馬なんて堅実で安定した職業に思えてくる。
-[1902-68] 米国のノーベル賞受賞作家 ジョン・エルンスト・スタインベックの言葉-

今朝、出張のクルマの中で、永井荷風の「断腸亭日乗」のCDを聞いてたんだ。これってバイカー修ちゃんの裏技なんだよ。本を読む時間ってとれないでしょう?だからね、クルマの中でCDで小説を聞いたりするんだ。俳優が朗読するのでいいよー。この「断腸亭日乗」は永井荷風の日記で大正7年から昭和34年亡くなる直前までの日記なんだね。「関東大震災」や「東京大空襲」生の体験が書かれている。この中に、永井荷風が三菱銀行に2万5千円の貯金があるって書いてある。2万5千円っていったら、当時は莫大なカネだよね。永井荷風って大金持ちなんだな。それがあったからこのスタインベックの言葉を思いだしたんだ。だいたい小説家なんて儲かる商売とはとても思えない。小説で食えるのは全体のほんの一部分だろうな。ここで永井荷風とスタインベックというまったく脈絡のない日米の小説家が顔を合わせるのだ。ブログ界世界広しといえどこれが始めてだろうなあ。でもスタインベックの『怒りの葡萄』はすばらしい。昨日のパール・バックと違って『怒りの葡萄』は映画も素晴らしかった。ヘンリー・フォンダが印象的だった。ああいう貧しい農民がアメリカにもいたんだな。そんな彼らも兵隊さんになって進駐軍として、日本に来て貧しい戦災孤児にチョコレートなんかをくれたんだろう。『エデンの東』も彼の作だよな。でノーベル賞までとった彼でも、小説家は儲からないって言ってるんだから、永井荷風ってなにものなんでしょうねえ。

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