三浦綾子

思い立って、すぐ実行に移す人間は、必ずしも実行力があるとはいえないのだそうである。むしろ意志薄弱で、自己抑制がきかないのだという。行動力があるなどといわれて、いささかうぬぼれていたわたしは、実は意志薄弱型の人間なのだと、思い知らされたのである。本当の実行力とは、一つのことをなすに当たって、綿密な計画と、周到な準備をもってなされるものでなければならない。わたしなどのやることは、行動というより、たんなる思いつきに過ぎない。いや、わがままと言ってもいい。
-[1922-99] 小説家 三浦綾子「生きること思うこと」より-

行動力とはなんぞや?新年の抱負を考えていたバイカー修ちゃんは今年は「現場主義に徹する」ということでした。バイカー修ちゃんはナマケモノだから、すぐにサボろうとするんです。現場から逃げようとするんです。ゴルフこそしないけど、研修会に行ってみたりして大義名分のたつサボり方をするんだなあ。そして行動力がないことが悩みだったのだ。休みの日なんかひどいよ。ずっと家にいるんだから。ごろごろと。だって年賀状は書かなきゃいけないし、いただいた名刺をPDAに入力しなければならないんだけど、これが山ほどあって、結局年末はこれに朝から晩までかかってた。年末年始を海外で過ごす人も多いけど、どうやってるんだろ?こんなシガラミを。おまけに愛車のBMWはバッテリーがイカれて乗れやしない。年末だからディーラーも開いていない。ふんだりけったりでした。でもたまたま読んでいた三浦綾子にこの言葉を見つけたのだ。安心するなあ。こういう解釈があるっていうことを知るだけでもものごとって深いなあと感じる。でもね、熟慮しっぱなしで行動が伴わない人間は結果もないということは知っておく必要があると思うぞ。三浦さんの場合は「やってしまった反省」だけど、おおかたの人間は「やらなかった愚痴」の場合が多い。どっちが生産的かは・・一目瞭然だね。

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