ホイッスラー

芸術は孤立していなければならない。そして芸術的感覚とは全く無関係の感情と混同することなく、眼と耳に訴えなければならない。
-[1834-1903] 米国の画家・版画家 ジェームス・アボット・マクニール・ホイッスラーの言葉-

ホイッスラーの絵画って美しいですよね。バイカー修ちゃんは好きですね。アメリカ人なのに英国人の絵のような陰鬱感っていうか落ち着いたトーンが美しいですね。お母さんをかいたという「画家の母の肖像」とか「オールド・バターシー・ブリッジ」とかが特に好きです。そのホイッスラーは芸術に対しこのような意見を述べているんですね。彼をはじめとして芸術家って偉大になればなるほど、売れれば売れるほど、いやゴッホのように生前弟のテオ以外に彼の作品を買った人はいないというくらい、世間の批判に耐えなきゃならない。特に画家はだんだんと抽象化する傾向があるよね。ピカソなんかシュールな絵ばかりが有名だけど、若い頃は写実やデッサンも描いてるしすばらしくうまい(あたりまえだ)ホイッスラーも晩年はその批判に耐えなきゃならなかった。これが今の世の中みたいに、大衆迎合の時代になると難しいよな。「売れる売れない」で判断される。特に商品にされるデザインなんかはそうだよね。芸術性云々なんていわれるからね。でも本当に芸術性が高い作品が商業的な製品にあるかどうかは極めて疑わしいと思う。「芸術は孤立していなければならない」からだし「金儲け」の道具とは対極的なところにあると思うからだ。でもTVでは、すぐに芸術を金の価値に変えようとする。やだね。商業主義って。自分も商人だけど。

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