フランソワーズ・サガン

わたしたちは生まれてくるとき、大声で泣くでしょ。あとの人生は、この泣き声の余韻でしかないの。
-[1935-2004] フランスの作家 フランソワーズ・サガンの言葉-

バイカー修ちゃんがサガンなんてあってないでしょ?でもね。サガンというと「悲しみよこんにちは」とか「ブラームスはお好き」とかがすぐでますよね。バイカー修ちゃんは学生時代にサルトルを読み始めて影響され、サルトルと永い愛人関係にあったサガンを読んだ。映画も見た。でも正直よく理解できなかったんだ。「悲しみよこんにちは」なんて親の愛人問題で悩むという設定がよくあるメロドラマにしか感じなかったし(今思うと、ニッポンのメロドラマ業界がこれに影響されていたんだけど)。でも10年前にでた彼女の晩年の作「逃げ道」って知ってますか?これはおもしろい。4人のブルジョワの男女が、ナチスにぼろぼろにされたパリからクルマで逃げるんだけど、ドイツ軍のユンカースJu87「ステューカ」急降下爆撃機の機銃掃射で運転手ジャンは死んじゃう。クルマは壊れる、で農家の世話になるんだ。ここからのカルチャーショックがおもしろい。おフランスだねえ。ここから先は読んでみて。サガンのファンは「らしくない」と思うかも。でもね。サガンはやっぱりいい歳のとり方をしてるんだなあと感じる。サガンの時代に文学少女だった人は必読!!小説としてもおもしろい。そして最後はサガン流だよ。今、バイカー修ちゃんが初期のサガンを読んだら少しは違った印象を持つのかなあ。バイカー修ちゃん的には、この「逃げ道」ナチスに降伏した唯一の連合国フランスの謎の部分。つまりフランス人が触れられたくない部分。混乱した部分。これを垣間見れるのがおもしろいんだよ。これはタブーにふれる小説なのかもしれないと思うぞ。

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