ポール・エリュアール

人は誰しも、全ての者の影なのだ。
-[1895-1952] フランスの詩人 ポール・エリュアールの言葉-

さすがシュルレアリズムの作家ですな。バイカー修ちゃんは、よく言うようにピカソやパウル・クレイの絵画が好きなんです。シュルレアリズムは確かにわけのわからない退屈なものが多いけど、すべての「現実と思いこんでいるもの」がたんなる思いこみであることもよく理解できる。あの家の向こう側には山の景色が「隠れている」と思いこんでいるだけで、じつは脳の思い過ごしかもしれない。なぜ家の向こう側は透けてみえないのか?説明できますか?生まれつき盲目の人の視力が突然回復したとき、これが理解できないらしい。これを理解するには子供の頃からの繰り返し体験が必要なんだそうだ。コウモリやクジラみたいに音の反響を映像化している動物は、向こうが「透けて」見えてるかもしれないよ。コウモリに聞いたことはないけど。そういう「常識」を超越した現実がシュルレアリズムだ。人もモノも全てのものの影なんです。この三次元の影が二次元なら、この世界は四次元の影。そして、「自分自身」も誰かの影、つまり他人は自分の鏡。なんかこんがらがりそうですね。こんなことばっかり考えているとうつ病になっちゃうね。誰しも、「誰かに見られている自分」を演じていると考えたことはありませんか?人間は真に孤独になってしまうと、狂ってしまうんです。よく「自分探し」をしてる人がいますが、どこに「自分」がいるんでしょう。これだけは言える。ありもしない自分は一生みつからない。それは自分で創っていくものだからだ。

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