東山魁夷

私の絵を心象風景と思われる方も多いようですが、すべて自然の中の克明なスケッチが基になっています。そのために(82歳の今でも)山野を歩き回る。私には、体力が画家としての大切な財産なんです。そして、自然との対話が生きる糧なんです。
-[1908-99] 日本画家 東山魁夷(かいい)1990年の言葉-

母が日本画好きなのでバイカー修も東山魁夷さんの絵は知っています。画集もあるし、しかし当然ながら本物の絵はありません。この人の絵はかなり日本の画家に影響を与えているよね。ただ絵を描いているだけのように見えても実は全身全霊をかけて表現しているんだなあと強く感じたんです。この言葉を知ったときに。絵画、歌、スポーツ、経営、政治、フィールドは違ってもあらゆるものに「生きざま」が現れる。それを感じ取る受け手がいるんだ。それは物理的な絵の具や筆や紙を通してエネルギーを滞在させ、見るものに伝播(でんぱ)する。これは間違いないだろうと思うぞ。人間だって、水とたんぱく質の集合体にすぎない。しかし、影響力の差たるやピンからキリまでいろいろだ。芸術は不滅なのはエネルギー保存の法則で証明できるんじゃないか・・なんてわけのわからないことを言ってみたりしてます。この「六感」を生きるか死ぬかでとらえているのが動物で、豊かか否かでとらえられるのが人間の差かなあと思うのだ。そういう意味では動物以下の人もいっぱいいるわけだ。豊かでもなく、生きるか死ぬかのエッジの効いた生き方すら知らない「半動物」がいっぱいいるのが現代だからね。でも精神を病んで苦しんでいる人もいっぱいいる現代社会だ。「絵画療法」で快方に向かう人もたくさんいるんだよ。芸術っていうのはやはり偉大なんだね。

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