ジュゼッペ・ヴェルディ

私は常に完全を求め、いつも失敗してきた。だから、もう一度挑戦する必要があったのだ。
-[1813-1901] イタリアの作曲家80歳という高齢でなぜオペラを作曲したのかという質問へのジュゼッペ・フォルトゥニーノ・フランチェスコ・ヴェルディの答え-

昨日は、ドラッカー氏の言葉にでてきた『ファルスタッフ』の作曲者、ヴェルディの言葉です。まさしく『ファルスタッフ』を作曲した80歳のときの彼の心境ですな。今でも80歳の方は高齢者です。大方の方は「余生」の段階、たそがれの域にきてるころです。しかしヴェルディ氏は違う。ドラッカー氏の言葉を借りれば「平均寿命が50歳そこそこだった70年前(今では100年前だ)、80歳は珍しかった」時代に、作曲をし、感動させドラッカーという天才を覚醒させたのだ。こりゃ「エネルギー保存の法則」じゃないかと思うぞ。その理由がすごいじゃない。「いつも失敗してきたから挑戦する」っていうんだから。ちなみにね。ヴェルディはイタリアでもっとも成功した作曲家っていわれているんだよ。普通なら国民的作曲家ってとこで、どこかへ天下って悠々自適だ。社会保険庁の小役人と違って大作曲家だからだれも文句いわない。しかしヴェルディは満足していなかった。で、80歳で作曲した『ファルスタッフ』が彼の傑作のひとつだっていうんだから言葉がない。イタリアって本当に「天才」が生まれる国だよねえ。ヨーロッパでは経済的には常に問題児の方だろうけど、イタリア人の感性は美しい。カネなんかなくたっていいよね。イタリア人ってとても魅力的な人々だよね。音楽、自動車、街並み、映画、文化、歴史、服飾、なにをとっても美しい。日本も美しいけど日本人は忘れてる。イタリア人は忘れない。

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