ギルバート・キース・チェスタトン

賢い人は葉をどこへ隠す? 森の中だ。森がない時は、自分で森を作る。一枚の枯れ葉を隠したいと願う者は、枯れ葉の林をこしらえあげるだろう。死体を隠したいと思う者は、死体の山をこしらえてそれを隠すだろう。
-[1874-1936] 英国の推理小説家 ギルバート・キース・チェスタトン『ブラウン神父の童心~折れた剣~』より

「木を隠すなら森の中・・」っていうよね。たぶん、このブラウン神父の言葉が語源じゃないかと思っている。昨今、社会保険庁の横領もどんどん増えてとうとう元係長に逮捕状がでた。国民の怒りもピークになっている・・って報道だけどホントかねえ?アメリカなら暴動になっていると思うぞ。まあ、まだまだ氷山の一角だろう。なんせ泥棒を泥棒が調べてるんだから世話ない。ここまでくると、横領を隠すために組織的に不正を隠蔽したんじゃないかと思うぞ。森そのものが「人工の森だった」ってしゃれにもならない。そして不正という腐敗はとどまるところを知らない。社会保険庁だけじゃない。不正が多かったのは自治体の窓口が多かったというじゃない?ここまでくると、官庁の体質かといわれても「しょうがない」とどっかの国会議員みたいなセリフになっちゃう。たぶんこの問題は官庁の連中はうすうすみんな知ってたんだね。腐敗した魚にハエが集まるように巨大な不正には、視野の狭い小バエが集まる。おそらく監督する厚生労働省も大昔から知っていたはず。だって天下りがいっぱい行ってるんだから。当然国会議員も知っていた。さあて、だれが腐った魚を捨てるのか?だれだってやだろうな。・・・で、小さな林は大きな森になり、巨大なゴミ捨て場になりましたとさ。みんなそれに「消極的な加担」をしてるもんだから歯切れが悪い。おそらく消えた年金がどう流れてどう使われたのか明らかになったら・・パニックになるだろうな。戦後最大のスキャンダルになるかもしれないぞ。

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