F・スコット・フィッツジェラルド

「ひとを批判したいような気持ちが起きた場合にはだな」 と父は言うのである。「この世の中の人がみんなおまえと同じように恵まれているわけではないということを、ちょっと思いだしてみるのだ」
-[1896-1940] 米国の小説家 F・スコット・フィッツジェラルド1925年作「華麗なるギャツビー」より-

じつはバイカー修ちゃんが読んだこの物語は野崎孝氏訳の古いもので「偉大なギャツビー」となっていた。今はあの村上春樹氏が新しく訳した「グレート・ギャツビー」に統一されているようだね。ちなみにロバート・レッドフォードの同名の映画もよかったなあ・・。このセリフは冒頭にでてくるんだ。主人公ニックが父を回想するシーンだね。正直、大学生の頃これを読み、映画を見たんだけど、最初はよくわからなかった。アメリカの上流階級にピンとこなかったんだな。しかし、貧しいギャツビーが愛するデイジー(ミア・ファローだったな。この人がまた当時は理解できなかった・・)、彼女は今では大富豪の奥様だ。彼女の愛が忘れられず自分も富豪になっていく・・かなり無理して・・。しかし、この恋は悲劇で終わるんだな。バイカー修ちゃんは過去を引きずる男の栄光と悲劇ってカンジだったな。でもこの物語が好きだって男は多い!村上春樹、ロバート・レッドフォード、ビル・ゲイツもそうだったかな?みんな共通してないかい?そう・・強烈な上昇志向の持ち主だってことだ。みんなジェイ・ギャツビーに自分を見ているんだ。アメリカ人はみな上流階級になりたい症候群みたいなものがあって、日本人も同様な考えの人が多いと思うぞ。富と名声を手に入れて、そして女性でオチがつく・・ってパターンの転落人生のいかに多いことか・・。おそらくあと1000年たって人類がまだいたら、このパターンの物語はまだ健在だろうと思うぞ。

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