ウィリアム・E・ナフ

対馬沖海戦でロシア・バルチック艦隊を撃滅したことは、近代の鋼鉄戦艦による最初の本格的な戦闘の結果であり、世界の海軍史上もっとも特筆すべき日本の勝利だった。ヨーロッパの一大国が近代戦でアジアの後進勢力に屈服したことは、ヨーロッパ帝国主義の終わりを告げる弔鐘(ちょうしょう)となったのである。
-[1929-] 米国マサチューセッツ州立大名誉教授 ウィリアム・E・ナフの言葉-

昨日、司馬遼太郎の「坂の上の雲」を紹介したよね。日本の政治家センセイに「愛読書は何?」ってアンケートしたら第一位がこの小説だったそうな。ほんとかねえ?自民党のセンセイの大部分は「坂の上の雲」どころか、読書なんか絶対してないと思えそうなおじさんばかりのように見えるバイカー修ちゃんは偏見のカタマリでしょうか?そこで、司馬遼太郎さんの日本人の目だけではなく、外国人にはこの「日本海海戦」がどう映ったのかを紹介しよう。なるほどなるほどでしょう?この戦いこそが、近代戦の幕開けであり、日本の隆盛であり、アジアの時代の幕開けなのだ・・とアメリカ人が言っている。みごとにサムライニッポンが近代という物質文明を身につけ、それを使いこなし、今日に通じる記念碑的歴史のマイルストーンとなったできごとなのだ。「思い」という意志の力のエネルギーの大きさは、60倍も大きい国の世界最強といわれた艦隊をも撃破してしまった。歴史は往々にしてこのようなエンターテインメントを用意する。神はその采配を気まぐれに振りまわす。さあて今度はどの国の番だ?秋山兄弟や子規が追って行ったあの坂の上の雲の楽園は、軍人が公務員となり、政治家は喜劇俳優と化し、役人は詐欺師となった楽園でした。まあ・・それも平和の証(あかし)か。少なくとも無意味な戦争を行う社会よりはましとすべきだろうな。いいかげんな仕事ですむくらい平和なんだから。

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