イリア・プリゴジン

生命は宇宙的な熱平衡(へいこう)から遠く離れた地球という非平衡開放系の上で生じたシステムである。そうして生まれた情報高分子としての生命はやがて自己組織化をおこして、生物時計というような独自な時間を刻み、消化系や神経系を発達させてそこに秩序を生成させた。
-[1917-2003] ロシア出身のベルギーのノーベル化学賞受賞者 イリア・プリゴジン『混沌からの秩序』より-

久々、イリア・プリゴジンの「混沌からの秩序」を読み返した。この人の発見はとても独創的で重要だ。簡単にいうと、「エントロピー」って知ってるかい?ほうっておくと、机の上は乱雑になり、部屋は汚れ、片付けた本棚は乱れに乱れてくるよね?え?それってバイカー修ちゃんだけ?こういう状態を「エントロピーが増大する」っていうんだね。そう、思い出したかい?ほうっておくとエントロピーは増大する。しかし・・おかしいと思わないかい?なぜ地球はほうっておかれているのに整然とした秩序が保たれる?生物のあまりにもできすぎた美しさはなんなんだ?非生物でも、整然とした雪の結晶は?宇宙はなぜできた?世の中はエントロピーが増大して混沌とするどころか、整然と秩序化しているではないか!これを「ゆらぎ」っていうんだね。この「ゆらぎ」から「自己組織化」を起こし、混沌から秩序が生まれてくる。そこには「ポジティブ・フィードバック」が必要だ。ざっと簡単にこれが「散逸構造論」っていう理論でこれでイリア・プリゴジンは1977年ノーベル賞を受賞した。これは会社の中でもいえると思うぞ。組織はほうっておくとエントロピーが増大して、モラルやモラールは低下し、風紀は乱れ、業績は下がってくる。しかし、ポジティブ・フィードバックができるトップがいれば、秩序的になり自己組織化してくる。イリア・プリゴジンは化学者でもあり、哲学者でもあるのだな。これがこの本を読んだバイカー修ちゃん的読書感だね。ちょっと難しくておすすめはしないけど。チャレンジしてみる価値はあるよ!

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