林芙美子

花のいのちはみじかくて、苦しきことのみ多かりき。
-[1904-51]  山口県下関市出身の作家・詩人 林芙美子の詩-

今、日経新聞に森光子さんの「私の履歴書」が連載されている。女優・森光子の代表作が「放浪記」の舞台だね。この作者が林芙美子だ。「放浪記」は彼女の自伝的小説で、波乱万丈の人生が書いてある。バイカー修ちゃんも50歳に近くなった今、人生というものをよく考えるようになった。まずここまでは「あっという間」だった。ということは、あと残りの人生が10年だか30年だかはわかんないんだけど、「あっという間もない」ことだけはまちがいないと思うぞ。聞けば、人間の体内時計は歳をとるごとに時間をはやく感じるらしい。10歳の子どもに比べると70歳の人は7倍はやく感じるらしい。確かに子供の頃って、一年は永遠のように長く感じたよなあ。この体内時計の時間のはやさの感覚の違いはどうも細胞分裂の活発さに起因するっていうことを読んだことがある。子どもは成長しているので猛烈に細胞分裂を行っている。この速度が時間間隔を遅くするらしいのだ。そういえば、マウスやハムスターを見ているとフィルムの早回しのように時間が流れているように見えるよね。最近、一年がまさしく「あっという間に」過ぎていくんだ。そう感じませんか皆さん。ある説では、すべての生き物の人生の感覚時間は変わらないという話も聞いたことがある。一日で死んじゃう昆虫も、100年生きるゾウガメも、1000年生きる大木も、80年生きる人間と同じ人生時間を感じるってことだね。そういう意味では「花のいのちはみじかくて・・」と嘆くことはないってことだね。でもそう思って悲しむことが感性だよね。でも、貧困と男性で苦労し続けた彼女の一生に比べたら「苦しい」なんていえないと思うぞ。

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