武田信玄

我人を用うるにあらず、能(わざ)を用うるなり
-[1521-73] 甲斐の戦国武将 武田信玄の言葉-

昨日が謙信だったから今日は信玄を紹介しちゃおう。この言葉に表れているように、信玄は合理的で実務家だった。親を追放し、自分の長男まで処分しているんだから戦国の世とはいえ、恐ろしい人だったと思うぞ。あんなドラマに描かれるような人物ではなかったことはよーくわかっちゃいるのさ。でもいいじゃないか歴史の人物にヒーローをみても。おかたいことは言いっこなし。「風林火山」で謙信を演じたガクトさんがおもしろいことを言っている。彼は歴史が好きだそうで、それによると「信玄はビジネスマン、謙信はアーティスト」って言うんだね。なるほど!領土拡大に燃える信玄はまさにそのとおり。自分の美学に生きる謙信はまさにアーティスト。うまいこと言うなあ。ここで同時代の信玄のライバルにも意見を聞こう。まずは尾張の織田信長さんいかがですか?「人を用うるには能否を選ぶべし。なんぞ新故を論ぜん。」ほうほう、能力主義はあたりまえ。年功序列はいかんとおっしゃるんですね。さすが戦国のベンチャー軍団。では老舗の武将、相模の北条氏康さんいかがですか?「主人が下を選ぶは常なり。しかし下が主人を選ぶときあり。」なるほど!人事評価は三次元で行えと?さすが、現代的ですねえ。どこの経営コンサルタントが入られているんですか?じゃあ西にうつって大河ドラマの主役もやられた毛利元就さんいかがでしょう?「人を用うるに、善柔なる者はよく人の心に逆らわず、ゆえにひいきする者多し。しかしこれを用いれば国を治むることなりがたし。なぜなら悪を懲らし善を勧むることを能わず。ゆえに家中無事といえども乱のはじめなり。」なるほど!えこひいきはいかんと言うことですね。この対談のしめにふさわしいお言葉です。みなさん思ったより現代的なんですねえ。そりゃそうですよねえ。生きるか死ぬかの戦国時代のトップの方々ですものねえ。とても勉強になりました。ありがとうございました!

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