黒田如水

一、自ら活動して他を働かしむるは水なり
一、常に自ら進路を求めて止まざるは水なり
一、自ら清くして他の汚水を洗い清濁併せ容るるの量あるは水なり
一、障害に逢い激しくその勢力を百倍するは水なり
一、洋々として大海を充たし、発して蒸気となり雲となり雪と変し霰(かすみ)と化し凝(こ)っては玲瓏(れいろう)たる鏡となる、而(しか)もその性を失わざるは水なり

-[1546-1604] 安土桃山時代の武将 黒田官兵衛孝高(如水(じょすい))『水五訓』より-

今日はね。読者の衛本君の「黒田如水の水五訓を書いてください!」という熱いリクエストにお答えして紹介しちゃおう!黒田如水は、日本史や歴史ドラマのヒーロー豊臣秀吉の軍師として有名な人だね。まあドラマに出てくるときは、黒田官兵衛という名で登場するよね。「水五訓」はこの人の言葉として有名なんだけど、これ元は陽明学で有名な中国は明の時代の儒学者、王陽明(おうようめい)が言ったようだ。官兵衛より一世紀ほど前の人だけど、博学な官兵衛は儒学を重んじ、あまりでしゃばらず気まぐれで猜疑心の強い秀吉の時代を生きぬいた。仁義に厚く忠孝を重んじなければ、この専制君主の時代に人生をまっとうするのは並大抵じゃないと思うぞ。利休にいたっては武士でもないのに秀吉から切腹させられている。まさに「水五訓」とは自らの(しゃれじゃないよ)人生への戒(いまし)めと思ってたんだろうな。自らを「如水(じょすい):水の如く」って名乗っているんだから。でも「水五訓」って「水ゴックン」って思わず寒いしゃれにしたくなっちゃうよね。晩年は豊前中津(大分県中津市)で大名になっているから九州には縁のある人だよね。長崎県は今、大変な水不足なんだ。佐世保市では制限給水まで始まっている。これから年末正月だっていうのに大変なんだよ。他の地区もこのままじゃ水は枯渇しちゃうだろうな。はやく「洋々として水源地を満たす」ように雨乞いをしたい気持ちです。日ごろ感謝も忘れがちな水。あってあたりまえの水。しかし常にあるわけではないぞ!というおしかりを天が示されたんだろうな。もう十分こりましたから早く雨を降らせてください・・。

月別 アーカイブ