高橋伸夫

優秀な人間は、やろうと思えば何でも自分でできてしまう。

しかし、一人でできる仕事なんて、この世に何一つ存在しない。

この世のすべての仕事が共同作業であり、誰かと一緒に営んでいくものなのだ。
-[1957-] 東京大学 大学院経済学研究科 教授 高橋伸夫 20048月 の発言-

高橋教授は「成果主義」批判で有名な教授だね。

今じゃ日本も政府や日銀の福井総裁がよく言う「戦後最長の景気上昇」なんてだれも信じちゃいない。今は確実に不況です。

それも深刻な不況です。まるで戦時中の大本営発表ですな。「わが神風特別攻撃隊の猛攻によりその戦力の半数を壊滅せしめたり!」なーんてね。

今もムカシも役人の発表はウソ八百なのだ。

成果主義のシンパは高橋教授なんかを批判するし、不毛の争いだと思うぞ。

答えは、年功と成果主義のミックスにあるに決まっているじゃないか。

成果主義の権化のような、ITバブル長者たちの口癖は「オレは優秀だ」だった。

口に出す人も出さない人もみんな目がそう言ってたよね。

ウソっぽい涙流してあやまっていたあの社長のベントレーや豪邸はどうしたんでしょうねえ。

どんなに頭が切れても、自分一人じゃ会社はおろかチームだって動かないのだ。

だから会社なんて急激に大きくしちゃいけない。必ず、末端の組織が壊疽(えそ)状態になっちゃう。

これではゴーイングコンサーン(企業の永続性)はおろそかになっちゃうでしょ?

目立たなくてもいい。少しドンくさくてもいい。株式を上場してカネにしか興味がない「投資家」に頼って、他人の財布で商売やって儲かる時代はハッキリいって終わってる。

だいいち、その新興株式市場そのものが成り立ってないでしょ。

ハデでマスコミ受けして、女性にちやほやされそうな商売なんて「エンタ芸人」といっしょで使い捨てのギャンブラーなのだ。

極めて危険な賭けだと思うぞ。着実に、なにが「正義」なのかを考え、人の意見に静かに耳を傾けよう。

その人たちがいなければ自分の人生すらないんだからね。

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