梁塵秘抄(りょうじんひしょう)

仏は常にいませども 現(うつつ)ならぬぞあはれなる 人の音せぬあかつきに ほのかに夢にみえたまふ
-平安後期の歌謡集「梁塵秘抄」より-

昨夜は、小学生の娘が体調を崩し、夜中の2時過ぎに国立病院の救急病棟に診察に行った。

まあ、大きな問題はなく診察とお薬をもらったんだけど、約30分くらいの間に、産気づいた女性が家族に抱えられてきたり、となりの診察室では乳幼児が治療を受けているんだろう・・ずっと泣いていた。

娘の症状が軽く問題はないとわかっているからよけいに見回してしまった。

受付の男性と話したら、こんな人口9万の小都市なのに、産気づいた女性が一晩に3人くらい来るという。

まあここは長崎県でも最大の、九州でも指折りのヘリポートまである病院だ。

娘を診てくれた女医さんも男性のお医者さんも丁寧に診てくれて本当に感謝いたしました。

でも世の中は医者不足、病院不足で緊急治療が間に合わずたらい回しになって亡くなってしまう事件が多発している。

僕らは恵まれているんだな。看護婦さんも笑顔で対応してくれて、「大変なお仕事ですね」と声をかけたら、「これが仕事ですから!」っと答えられました。

なんかすごく誇りを感じたなあ。僕の友人の奥さんもこの大きな病院の女医さんだ。

彼女もこのような激務の中、資格試験のために寝る間も惜しんで猛勉強中だという。

友人のダンナさんが食事をつくったりしてるんだそうな。

彼ら彼女らの努力と真摯な姿勢に僕ら市民は安心して生活ができるんだな。

住むところっていうのはとても大事ですね。目の前の女医さんを見て大いに感じるものがありました。

医療に携わる人たちっていうのはこういうときに神々しく見えるんだね。

みんなが寝静まったこの寒い深夜、人の命を守るために黙々と働く人たちがいる。こ

の人たちは福音だ。ありがたいなあ。人三倍五倍の努力で彼ら彼女らは医者になったんだね。

あなたがたこそ身体に注意して、現代の「赤ひげ」としてがんばってください。

心からそう感じた。仏は常にいませども 現ならぬぞあはれなる 人の音せぬあかつきに ほのかに夢にみえたまふ。

月別 アーカイブ