ジグムント・フロイト

ロシア人を一皮向けば、その下からタタール人が現れる。
-[1856-1939] オーストリアの神経科医 ジグムント・フロイトがしばしば引用する諺-

今、ロシアがおもしろい。

新大統領に若いドミトリー・アナトリエヴィッチ・メドベージェフ氏が就任され・・ま、しかしロシア人の名前って覚えにくいよねー(ちょっと脱線)名前と姓名の間にお父さんの名前が入るってのも合理的でおもしろい。

ちなみに大統領のお父さんは「アナトリー」だってわかる。これが女性だったら、姓名が「メドベージェヴァ」って最後の「フ」が「ヴァ」に変わるってのも文化だねえ。

ロシア文化は国の面積といっしょで奥が深い。ロシアは帝政の頃から血で血を争う政争が続き、20世紀になってから共産革命が起き、レーニン先生の下、血で血を争う闘争を繰り返してきた。

そんでもってドイツとの戦争。ドイツで言う「バルバロッサ作戦」、ロシアでは「大祖国戦争」だ。戦争の規模もロシア的巨大さだ。

両軍で第二次大戦の半分を占めるおびただしい戦死者、クルスクでの空前絶後の大戦車戦、雲霞(うんか)のごとき独ソの空中戦、知的野蛮人のドイツ人も荒っぽさではロシア人にはかなわない。

彼らロシア人はアーリア人の顔をしたタタール人だ

このフロイトの言葉をドイツ人は実感したろうなあ。

アジア系騎馬民族という漠然としたタタール人のイメージは今のロシア人にもあてはまる。

彼らは中国人と同じで「民主主義」なるものを経験していない。

「強いロシア」が彼らの合言葉だ。

ベニヤ合板で造った田舎娘のような「ヤコブレフ戦闘機」でジュラルミンの狼「メッサーシュミット」と戦い、ウラルの農民でも扱えるちょっとヤボい「T34戦車」を大量に造りまくり、ハイテクドイツの「Ⅴ号戦車パンター」を駆逐し、女性の戦闘員まで総動員して、世界一優秀で最強と言われてたドイツ軍を蹴散らし、ベルリンに「赤い旗」を立てた、まさしく「大祖国戦争」の勝利にロシアの血の犠牲は大きかった。

あの「強いロシア」の復興だ。

なんでもカタチから入る日本人の思考とはかけ離れたところにいるロシア人こそ今、注目すべき人たちでしょう。

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