古書「大学」の最後の文

国家に長として財用を努むる者は、必ず小人に自(よ)る。彼はこれを善しと為して、小人をして国家を為(おさ)めしむれば、災害並び至る。善者ありといえども、亦(また)これを如何ともするなし。これは国は利を以て利と為さず、義を以て利を為すと謂(い)うなり。
-中国の古書「大学」の最後の文より-

ちょっと読みにくいから現代文に訳してみるね。「国家の長は事務処理を小人にさせるべし。しかし、優秀だからといってこれを高い地位に就けると災害が並び至る。目先の利を重視するものは高位においてはならない」って意味だ。この前、圧制のミャンマーでサイクロン被害がおきたばかりだというのに、昨日、中国は四川省で大地震がおきた。被害甚大だ。今、中国はオリンピックで盛り上がる表の華やかさとは裏腹に、政治的にも経済的にも大変危機的な状態にあるといえるだろう。そんな中でこの大地震はあまりに痛い。でもよく歴史の転換期にこういう災害があるのは偶然だろうか?日本でも、幕末に安政の大地震があったり、太平洋戦争の末期にも東南海大地震がおきている。非科学的かもしれないけど、人間の不満が臨界点に達すると、地殻のプレートまで動かすエネルギーが出るんじゃないかとすら思ってしまう。またこれは、半世紀前におきた人類史上最悪の地震っていわれた中国の華県地震の再来かとも思ってしまうぞ。今、中国の人民の大部分は怒っているんじゃないかと思う。この「大学」の文章は今の中国そのままじゃないか。少数の者が利益を得てのうのうとし、大部分の貧しい者が泣きをみる。こんな国をつくるために革命でおびただしい血を流したのか?あれほど怒った「憎いブルジョワ」は今、国内にいっぱいいるじゃない。いったいどう導いていくんだろう?未曾有の危機が今、アジアに訪れている。

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