一休宗純(いっきゅうそうじゅん)

有漏路(うろじ)より 無漏路(むろじ)へ帰る一休(ひとやすみ) 雨ふらば降れ風ふかば吹け
-[1394-1481] 室町時代の臨済宗禅僧 一休宗純の和歌-

ご存知、お坊さんのスーパースター、一休さんの歌です。長崎も今日は大雨です。梅雨のピークとはいいながら、あまりの集中豪雨に雨漏りまででる始末。
いやな季節ですね。でも農家の方々には恵みの雨。でも「岩手・宮城内陸地震」の被災者の方々には辛い雨でしょう。本当に大変ですががんばってください。
バイカー修ちゃんの長崎も、25年前の大水害で死者が250人以上もでました。これは今だに日本最悪の水害だと思います。夕方混雑するデパートの地下に鉄砲水が直撃。あっというまに満水になり多くの方々が水死しました。ビルの12階で残業していたバイカー修ちゃんはなにも知らずに1階から外に出てスーツのまま水泳してしまいました。スピードの水着の方がまだましだろうってな具合に最悪の着心地でしたねえ。服を着てるとまったく泳げないんですよ~。
あれから長崎が復興するのに何年もかかったという記憶があります。
岩手・宮城のみなさん、気を落とさないでください!ちなみに今日の一休さんの歌は、その名の由来で有名であるとともに、有漏路(うろじ)とは「この世」つまり煩悩(ぼんのう)の世界、無漏路(むろじ)とは「浄土」つまり仏の世界のことなんですね。
つまり、「この世より、あの世へ帰る一休み、雨降らば降れ、風吹かば吹け」という悟りの歌です。
苦難の連続だろうけど、ええい!どうにでもなれ。という一見投げやりなようですが、流れに身をまかせるのもよし。悩み・欲の世界をさまよい、仏の世界に行きたいと望むわれわれに、艱難辛苦(かんなんしんく)を与えられるのは、そこから学びを得よということなんでしょうねえ。さすがに一休さんですねえ。
上見ればきりがなし、下見ればまたきりがなし。まるで僕らは細い蜘蛛の糸にぶら下がる「犍陀多(カンダタ)」と同じだ。自分だけ極楽に行こうと這い登って、下からくる人間を足蹴にし、そして切れた糸とともにみんな堕ちていく・・・。それが今の社会じゃないでしょうか?
一休さんはまったくお坊さんらしくない人でした。愛人は持つし、子どもはつくるし、酒は飲むし肉は食らう。こういう人だからこそ、人間の醜さ、弱さをよく知ることができたんでしょう。また、人からも愛されるんでしょうねえ。そこいらにいる「生臭坊主」とは違うと思うぞ。
さあて、今日はちょっと一休みして、この雨を眺めながら、無漏路(むろじ)へ帰る方法を考えようかな。

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