「パワーズ オブ テン」より

銀河を地球からどこまでもまっすぐに通りぬけて行ったとしても、たぶんどんな星にもぶつからないだろう。
-[1907-78] 米国のデザイナー・建築家・映像作家 チャールズおよび妻のレイ・イームズ事務所発行「パワーズ オブ テン―宇宙・人間・素粒子をめぐる大きさの旅」1019乗「星の国」より-

この本知っていますか?バイカー修ちゃんに持ってるすべての本の中から5冊選べっていったらその1冊に入る本です。
本の真ん中を開くと、シカゴはミシガン湖のほとりの芝生の上で男女のカップルがピクニックをしてる。二人は幸せそうに横になって眠ってる。
ほんの1メートル四方(つまり10の0乗メートル)これがスタート。
本の真ん中からスタートっていうのがこの本のアイデアのすばらしいとこだ。
さあ、左にページをめくると10のn乗倍の極大の世界への旅がはじまる。
右のページにいくと10の-乗倍の極小の世界だ。
驚くのは、たった25ページ、つまり10の25乗倍の世界で宇宙のはてにいっちゃうことだ。
逆もまた同じ。原子の世界を飛び越えて、そこはもう科学の世界ではなく観念の世界となる。
このすばらしい本を創ったのは建築家で高名なチャールズ&レイのイームズ夫妻だ。
本当にすばらしい本だよ。この極大の10の19乗「星の国」のエピソードが今日の一言さ。
銀河系って密度が高いカンジがするよね。
でも、その星の密度は、太平洋にリンゴが3個くらいの密度なんだって。信じられますか?
偶然で星に出会うことの確立は限りなくゼロに近いんだよ。
「宇宙」[宇]は空間を表し、[宙]は時間を表す。
この広い空間の中で、別の世界の人間たちも空を見上げ、宇宙の広さ深さに驚き、あこがれるんだろうな。
これは全宇宙の高等生物共通の感覚だろうと思うぞ。
無から有を生み出すのは宇宙と生物だけだもの。男と女が愛し合い、そこから別の人格をもった新たな「有」が生まれてくる。
スケールは違っても不可思議さは同じだ。
これにくらべたら政治や経済なんてままごとだと思うぞ。
スペースシャトル「ディスカバリー」で宇宙に飛んだ星出彰彦宇宙飛行士のインタビューを見て素直に感動した。
子供の頃からの夢、「宇宙飛行士」彼も、また口にはしないけど、宇宙のもつロマンティック、無から有を生む創造の深遠にあこがれたんだろうと思うぞ。
日本人にもこんなすばらしいジャパニーズ・ドリーマーがいるってことが嬉しいんだ。

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