三島由紀夫

このまま行つたら『日本』はなくなつてしまふのではないかといふ感を日増しに深くする。日本はなくなつて、その代はりに、無機的な、からつぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜け目がない、或る経済的大国が極東の一角に残るのであらう。
-[1925-70] 小説家・劇作家 三島由紀夫 自決4ヶ月前に書いた「私の中の二十五年」より-

こういうのを達観っていうんだろうか?
日本の民主党のどーでもいーですよー的無投票代表選出。
やる気の見えない自民党と中小企業なんてどーでもーですよー的首相とその取り巻き。
グルジアで戦争があったら急に色あせてきたアメリカ民主党のオバマ氏とあれ?クリントンさんじゃないの?的副大統領候補。
まったくみんなどーでもいーですよーってな感じだな。
38年前に奇しくも、「或る経済的大国が極東の一角に残るのであらう」と言って三島由紀夫は自決した。
いまやその「無機的な、からつぽな」経済大国も斜陽だぞ。
そしてその落ちた経済大国を脅かすのは、「抜け目がない」ご近所のプライド高き独裁大国だったりして。
日本人って「ニュートラルな、中間色の」国だとつくづく思う。
大英帝国を見習ったかと思うと、天皇を持ち出して、エセ帝国をつくって戦争し、負けたとなったら一夜で、アメリカ的経済第一主義になったと同時に、昨日までウヨクだった新聞が突然サヨク新聞になって「戦争責任」って言い出す。
インテリの東大出がサヨクがかった官僚になって、日本は世界一貧富の格差のない国になった。
格差が広がったっていわれる今でもそれはかわらない。
隣のオリンピックが終わった独裁帝国を見てみなよ。
社会主義なのに世界一貧富の格差が大きいんだよ!
今日の三島先生の今日の一言をそっくりこのオリンピックが終わった偉大なる大国に差し上げましょう。

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