井伊直弼(なおすけ)

茶は茶に非ず 茶に非るに非ず 只茶のみ 是を茶と名づく
-[1815-60] 近江彦根藩第13代藩主 江戸幕府の大老・茶人 井伊直弼(なおすけ)の「茶湯三言四句」31歳の頃の作-

先々週の大河ドラマ「篤姫」見ましたか?バイカー修ちゃんは家族でハマって見ています。
中村梅雀さん演じる井伊直弼が渋かったなあ・・泣けた~!!
そこで茶室で天璋院(てんしょういん:篤姫ね)と交わす会話の演出の素晴らしいこと!泣けた~!!
そうなんです。井伊直弼は偉大な「茶人」でもあるんですよ!
これはあまり知られていないよなあ。
バイカー修ちゃんの手元にこの研究をされた大久保治男氏の「文化人・井伊直弼の『埋木舎(うもれぎのや)』における茶道についての一考察」って資料がある。
これがおもしろいんだな。今日の一言の原文はね、「茶非茶 非々茶 只茶耳  是名茶」っていうんだね。
教養人だったんだね井伊直弼は。今回の大河ドラマはこのへんの演出がじつにたくみだ。
今まで井伊直弼というと安政の大獄で鬼の大老として、幕府の大悪党のように描いてあった。
しかし、彼もまた自分の職務に忠実だったんだろうと思うぞ。
悪人がこんなことしないでしょう?
しかし、彼は桜田門で暗殺されてしまった。たった45歳で。
たぶん覚悟していたんだろうな。こんな和歌も残してる。
「何をかは ふみもとむべきおのづから 道にかなへる道ぞ此の道」
この句だけで、彼の人生の重さがわかるよなあ。

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