若山牧水

幾山河(やまかわ) 越えさり行かば寂しさの 終(は)てなむ国ぞ 今日(けふ)も旅ゆく
-[1885-1928] 宮崎県出身の歌人 若山牧水『海の声』より-

昨日おとといと北海道は札幌、洞爺湖を旅した。ま、仕事なんだけどね。
原野を見てたらこの牧水の短歌を思い出したんだ。
ま、この歌は牧水が岡山を旅したときにつくった歌なんだけど、ま、いいじゃん。
札幌ではカニにしたづつみをうち、洞爺湖では例のサミットが開催された「ウィンザーホテル洞爺」でフランス料理を食べた。
しかし、旅の楽しさは食もだけど、洞爺湖へ行くまでの中山峠や有珠山には驚いたなあ。
行けども行けども平地の原野。紅葉は美しくまだ緑青々とした九州とは別世界だ。
こんなに平地の原野があるのは北海道だけだろうなあ。有珠山噴火も僕ら長崎人は雲仙普賢岳噴火を経験してるから他人事に思えないんだよね。
でも洞爺湖はやっぱり小雨と霧でなにも見えませんでした・・。サルコジさんやブッシュさんとおんなじで霧の中でしたねえ。
僕は旅行中は団体行動であっても常に一人になるようにしてる。また、移動の観光バスの車中でも寝るなんて考えられない。
持参した本と赤ペンで読書に没頭だ。疲れたら窓の外の景色を楽しむ。歩くときも本は離さない。このペースを崩すのがいやなんだ。
あの料理がうまかっただの、まずかったなどというくだらない話は人とするものじゃない。そりゃ自分の心にとどめとくものだ。
旅の要諦はインスピレーションだ。本と旅ってみんなびっくりするけど、社会主義革命のプロセスを考えながら、北海道の原野を見ていて気付いたことがいくつもあった。
かつて函館で蝦夷(えぞ)独立の戦争があったこととこの原野は無関係じゃない。
ロシアも中国も原野と荒涼とした土地の国だ。人と土地ってのは密接に関係しているんだろうと思ったなあ・・。
しかし、毛ガニとタラバの足はおいしかったなあ・・。って言ってるじゃん!

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