ウィリアム・シェイクスピア「冬物語」

いのちは、私にとっては悲しみと同じもの、失っても惜しくはありません。けれども名誉は、私から私の子供へと受け継がれるもの、それだけはぜひとも守り抜かねばなりません。
-[1564-1616] 英国の劇作家・詩人 ウィリアム・シェイクスピア「冬物語」第3幕第2場より-

久しぶりにシェイクスピアを紹介しよう。
今日の言葉は、シチリア王妃ハーマイオニが、身に覚えのない姦通の罪を夫のリオンディーズに問われたときのセリフなんだ。命より名誉が大事ってのは、今の時代にはあまり聞かれないよね~。
さて、航空自衛隊の幕僚長が物議をかもす論文を発表したことが話題になっている。
大賛成の右派から、左派系新聞まで賑わっているし、ことなかれ自民党と、なんとも薄っぺらい民主党のコメントも寒いものがある秋の連休、みなさんいかがお過ごしですか?ってきっこさんじゃないって!
まったくステレオパターンから脱却できない脳梗塞状態のニッポンだけど、田母神前空幕長は確信的行動だと思ったな。この是非をここで問う気はない。
これは個々人が判断することであろうな。ただし、このような解釈はどこの国にもあるのは知っておく必要があるだろうな。北朝鮮の抗日運動のカリスマ金日成伝説なんて嘘っぱちだし、中国の毛沢東の公式歴史がデタラメなのはなによりいちばん毛主席から煮え湯を飲まされた中国人民が知っている。
アメリカの建国の歴史も先住民族をだまくらかしてつくった歴史だし、フランスの革命の実情も陰惨な影の部分にはふたをしてる。
第二次大戦が自由主義vsファシズムの戦いだったなんてのも戦後の後知恵の幻想だ。
つまりこの世に「正しい歴史認識」なんてないのだ。
歴史は複合的な意味を持ち、その捕らえ方は千差万別だ。歴史に善悪なんてないのだ。
今の感覚でその当時の是非をはかってはならない。
田母神前空幕長が言いたかったのは、「国家の名誉を守らない政治」に明日はないと言いたかったんだろうな。
カンタンにウヨクだなんて言っちゃいけないよ。このニッポンの乱れ方を見て、そう思わない人は感性ニブいと思うぞ。
「ハーマイオニ」って言うと、昨今は、ハリーポッターの友だちの女の子の名で有名だね。
英国の軍艦にもこの名があるな。
語源はギリシア神話の女性の名前「ヘルミオネ」からきてる。まあ、知ってて特にもならないけど。

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