エドウィン・アーノルド

日本には、礼節によって生活を楽しいものにするという、普遍的な社会契約が存在する。
-[1832-1904] 英国の詩人・ジャーナリスト エドウィン・アーノルド 明治22年(1889)来日の際のスピーチより-

エドウィン・アーノルドは120年前に日本にやってきた。
この人ただのジャーナリストじゃないよ。
インドのデカン大学の学長にまでなった知識人でもある。
さて明治22年っていうと、幕末の混乱後、国は富国強兵で、人心は乱れ、三菱の創始者、岩崎弥太郎あたりが藩札買占めなんかで大もうけしたのをきっかけに、日本国中がカネ儲けや投機に奔走(ほんそう)していた。
ちょうど江戸時代の反動がきていた時代で、価値観の大転換がおこっていたころだ。
意外と明治がもつのこの生くささは、どっか昭和の戦後に似ていた。
その頃の日本をしてこう言っているんだ。これは大事だね。
さて、昨夜はオバマ新大統領の就任式&演説だ。
わが家は両親、妻、息子にいたるまで夜更かししてこれを見、そして聴いた。
僕は・・・読書疲れで不覚にも寝てました・・。
でもオバマ新大統領は「この国が頼るのは、米国の人々の誠実さと決意しかない。価値観-勤勉、正直さ、勇気、フェアプレイ、忍耐、好奇心、忠誠と愛国心-は変わらない」と述べたそうだ。
さあ、いまこそこの200年の若い国に、2000年の古き国日本が、礼節、謙譲の美徳を教えるべきときだろうと思う。
たしかに日本も乱れに乱れているようだけど、まだまだ捨てたモンじゃない。
でもわれわれ日本も、このアメリカのダイナミックな「チェンジ」、政治の力を信じる国民の底力は心底学ばなきゃならないと思うぞ。
国民に「清貧に甘んじ、耐える」ことを要求するトップリーダーと、それを信じる国民の姿には心から感銘をうけた。
アメリカもまだまだ捨てたモンじゃないと思ったな。

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