塩野七生(ななみ)

情報は、その重要性を理解する人々には必ず伝わる。
-[1937-] 東京出身のイタリア在住の作家 塩野七生『ローマ人の物語Ⅲ-勝者の混迷』より

今朝、早朝会議を行った。わが社の会議ははやい。
社長以下、部課長から役職はない一般社員が集まり、わが社の社長(つまり僕ね)の今期基本方針のキモ!はなにかについて限られた時間で議論するんだ。
これがすごくおもしろくって楽しいんだ。
僕はファシリテーターとして、ほとんど見ているだけだ。
わが社には、「経営品質セルフアセッサー」なる人財がいて、「わが社の果たすべき役割」、「潜在的お客様」、「社員満足」などをキーワードにわが社の「経営品質」を考えるシステムがある。
しかし、これだけやっても日ごろから僕が「これが今期のポイントだ!」って言ってる重要ポイントが、なかなか伝わっていないのが実情だ。
みなさんの会社や組織には、こういうことありませんか?
これはね、理解してない社員さんが悪いんじゃないんだ。
伝えられない社長のリーダーシップ不足と、周知徹底の仕組みがないか、マッチングしていないんだね。
理解させるべき僕の力量不足が問題だ。
社員さんは目の前の目標に追われている。
企業理念だビジョンだ、今期方針だっていうのは・・・ついつい目の前の目標にかき消されてしまいがちになるのはこりゃ人情だ。
でも「情報は、その重要性を理解する人々には必ず伝わる」っていう塩野七生さんの言葉はじつに正しい。
社長と社員のベクトルがずれるのは、目指すべき目標が不明確なことが問題だと思うぞ。
そんな状態だと、みんなが見える「明確な目標」は、売上目標のみしか見えなくなってしまう。
今のお客様は「売り」に走る会社なんかに見向きもしない。
売りたい!買ってください!ってのは「自己都合」だ。
なにをもってしてわが社はお客様から必要とされるのか?
このベクトルさえしっかりしていれば、社内が右往左往することはない。
大事な情報は、その重要性を理解する人々には必ず伝わる。
そう信じることが大事なんだって自分に言いきかせている。

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