ダンテ

私達は、希望を持たずに欲望の中に生きている。
-[1265-1321] イタリアの詩人・哲学者 ダンテ・アリギエーリの言葉-

今日は、午後から終日読書をしていた。
僕が本を読むと赤ペンで書きちらすので本が汚くなっちゃうんだ。
今、日本を覆うこの閉塞感はなんなのだろう。
「戦後、日本人は変わった」と多くの人はいう。本当か?僕はいつも「常識」を疑う。日本人はじつは変わっていないのじゃないか?・・とふと、思うことがある。
江戸時代から多くの日本人は「考える」ことを誰かに依存して生きてきた。
朝廷は幕府に、そして幕府は朝廷に、そして大衆はお上に。
明治になっても、外国の仕組みに依存してきた。
国民は相変わらずお上に依存してきた。対外戦争にうってでたのもそれなりに理由があったはずなのだが、なぜかその理由はいまだ曖昧だ。そして敗戦・・。
今度はアメリカという占領軍に依存してきた。後進国だった日本は誰かに依存してそのマネをしてきた「アイデンティティのない秀才くん」みたいだ。
こんなに変わり身のはやい国民もいないだろう。そりゃそうだ。誰かに依存しているパラサイトだもの。
そして国民もみな依存している。
なにがあっても怒らない。反応もしない。とても不気味だ。こういう体質だと、依存した相手が過激だと、国民も過激になるのは、この前の戦争で証明している。
しかし生身の人間だ。鬱積(うっせき)したエネルギーはいつか解放しなければならない。
もう誰かに依存はできなくなったことはみな感じている。
しかし自ら考えて動く訓練をしていない人間は、悪いのは他人であり社会なんだ!といまだ誰かのせいにして依存している。
悪いのは自分自身であって、変わらなきゃいけないのは他人や社会ではなく、自分自身だってことはわかっているのに・・決断できない。
「希望」を持つには強い意志がいる。欲望を持つことはとても安易だ。
これもまた、楽なほうに・・依存している。
国民全員麻薬中毒みたいなものかもしれないな。

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