ミシェル・ド・モンテーニュ

いつか起こり得ることは、今日もまた起こり得ると考えねばならぬ。
- [1533-92] フランスの思想家 ミシェル・ド・モンテーニュの言葉-

非常に意味深い名言です。
おおかた我々はめったに起らないことは「たぶん起らない」と考えて行動するよね。
挨拶ひとつだってそうだ。今日のこの出会いは「たまたま」だと思う人は、挨拶をしない・・もしくは、軽く頭を下げるだけでお茶をにごす。
でも、その出会いが一期一会だと思う人は、とても印象深い微笑みとかっちりとした挨拶を残す。
この二人の人生はおおきく違ってくるだろう。
悪いことも良いことも、考えられることは必ず起きる。対応する方法は・・ない。
ただし、毎日、思索をめぐらせておけば、想定はできるよね。
だからといって対応できるかどうかは定かではない。
たとえば今度の不況。過去にこれ以上の不況はあったよね。何度も。
僕らのご先祖様たちはどう対応したんだろう?とか、今、話題になってる新型インフルエンザの爆発的感染(パンデミック)も同じころの日本人はみな経験しているはずなんだ。
戦争に関してもそうだ。世界でも最大級の「空襲」を僕らの両親の世代が経験している。
長崎においては人道的に許されない「核爆弾による攻撃」をアメリカから受けている。
でも、もう忘れちゃって過去も未来も考えず、今を楽しむことに奔走してるように見える。
「戦争なんて起らない」ってね。
考えてもごらんよ。隣の国々はみんな「戦争の準備」のために軍隊を増強しているんだよ。
これもまあ、いき過ぎた「自由」の副作用なんだろう。
「自由」ってのは精神的に「不自由」なものなんだ。
忘れたころにやってくる。
いつか起り得ることは、今日もまた・・起り得る。
でも、だれもそうは思っていない。いつの世もね。

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