ホルヘ・ルイス・ボルヘス

わたしは、思想家でもモラリストでもない。

むしろ、自身の不安やわたしたちが哲学とよぶ不安の体系を、文学の形式に変換する文人にすぎないのだ。
-[1899-1986] アルゼンチンの作家・小説家 ホルヘ・ルイス・ボルヘスの言葉-

もううろ覚えだけど、ボルヘスの短編を読んでいた時期があった。
不思議で幻想的な小説が多いんだ。
ある川そばのベンチで、老人で盲目の「わたし」がまだ青年である過去の「わたし」と会う話だった。
『他者』ってタイトルだったかな。
僕らはみな詩人で小説家で、俳優だ。
三流脚本家のマスコミやジャーナリストが今の世を嘆いてみせると、僕らはそれを自分なりに解釈して、詩をうたい、物語を書き、演じてみせる。
問題はそのストーリーが「悲劇」か「喜劇」か「活劇」かだな。
演じる僕らの感性がそれをハッピーエンドにも、暗いものにもするんだね。
さて、あなたの描くストーリーは「悲劇」ですか?それとも「喜劇」?
時間は未来からも流れてくる。ただ僕らが過去から未来に流れる時間しか感じることができないだけだ。
「悲劇」を見る人は悲劇の人生という未来から流れてくる出来事をつかんでしまう。
・・・未来は、「思ったように」なっていく。
どのような未来を僕らは想定するんだろう?

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