寺田寿男

「0123」の電話番号を持っている個人宅に片っ端から電話を入れて「電話番号の件でご相談したい」と現金を持って交渉しに行ったんです。

片方のポケットに5万円、もう片方には10万円、そして別の場所に20万円入れて出かけていくんです。

でも30万円以上は出さんと決めていました。
-[1945-] アートコーポレーション会長 寺田寿男の話-

0123「アート引越しセンター」創業者、寺田会長の話なんですね。
素直に感動しました。理屈や理論ばっかりまかり通っている経営者の中で、このエピソードは「肉質」の足と汗で勝ち取った話ですよね。
寺田会長は何がいちばん重要なのかを身体で、心でわかっていた。
理論や理屈は「観念」なんだね。いくら観念で理解してても動けないでしょ?
人はその観念のヨロイを着てる。重くて分厚くて、着れば一歩も動けない「観念」のヨロイをね。
とくに現代人はそうだね。話をしても「そんなことはわかっている」だの、「いまその方法を検討中だ」などとのたまう。インテリゲンチャーだねえ。
わかってたら動けよ!ってなもんです。
いつまで考えているんですか?考えることはだれでもできる。
動くことが問題なんだね、現代は。
わが国が発展途上のころはまだまだ「観念」のヨロイも薄く、人は感性の発揮の場が残されていたんだね。
軽率ともいえる行動も多かった。だから「考えなさい!」っていわれたもんだ。
そのバランスがとれてたころが高度成長のころだったのかもしれないな。
今じゃアタマでっかちだ。
この寺田会長の下品なくらいのバイタリティーが今必要とされていると思うぞ。
みんなスマートすぎるんだ。

月別 アーカイブ