野村芳太郎 監督作「砂の器」

告 一、押売、乞食、物貰  一、傳染病人、変質者  一、其の他村人に危害を加ふる恐れのある者村に入ることを許さず 古部村村長
-[1919-2005] 京都府出身の映画監督 野村芳太郎 1974年監督作「砂の器」 本浦千代吉・秀夫の眼前の札より-

今兵庫・大阪をはじめ日本国内でついに「新型インフルエンザ感染者」がでた。それも海外渡航経験者ではなくて、なんと学校で感染したらしい。
もうこうなると、感染ルートを特定することは難しいし、おそらく「人から人へ」感染したんだろう。
まだ弱毒性だからこれですんでいるけど、これが90年前の「スペイン・インフルエンザ」みたいな強毒性だったら大変だ。
あのときは第一次世界大戦中でもあったし、詳細は各国秘密にされていた。
一説によると戦場で死んだ人より多かったという。
日本でも「悪い風邪」という形容詞で、この時代の小説にはよくでてくる。
国内でも40~50万人も亡くなったというからこりゃ大パニックだっただろうなあ。
こういう「はやり病」に当時はなすすべもなかった。で・・、今日の一言は、あの有名な松竹映画「砂の器」の中にでてくる一シーンだ。
バイカー修ちゃんは唯一と言っていいくらい原作の松本清張より映画の方が好きなのがこれなんだ。
ほとんどの場合映画は原作のダイジェスト版なんで消化不良なところがあるんだけど、この映画はもう何度もDVDを見てる。
加藤剛演じる犯人・和賀英良(わがえいりょう)こと本名、本浦秀夫がその昔、ハンセン病(昔はらい病と言った)の父、千代吉と乞食(この言葉、今使っちゃいけないんだよね)同然である村にたどり着く。
その村の入り口に立ててあった札に書いてあった。
あわれな話だけど、これが70年くらい前の常識だった。「ひどい時代だ!」っていうのは簡単だ。
でも、当時の立場に立って考えなきゃいけない。こんなことくらでしか防衛できなかったんだ。
でも今ではこの常識は通じない。
「怪しい外国人の入国を許さず」なんてできない。「外国の渡航を禁ず」これも無理だ。人権を重視すりゃ、大きなリスクまでしょいこむって例になるよね。
しかし歴史は後戻りできない。
われわれにできることはマスクと手洗いくらいしかない。
成田で感染が疑われる人の宿舎になっているホテルもたまったもんじゃないと思うぞ。
もしパンデミック(爆発的感染)になってホテルや会社が閉鎖にでもなったら、運転資金などの対策はどうなるんだろう?こんな重要なことを国会で討議すべきだろう?
くだらない身内のできレースなんかやってる場合じゃないでしょう?
ウイルスだって必死で人間と戦っているんだ。
はやく沈静化することを祈っています。

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コメント(2)

山さん、いらっしゃい!
リニューアルしましたよ!あまりに過去ログが膨大になってしまい、にっちもさっちもいかなくなってたのでした。
26日は語り合いましょう!
しかし、この新型インフルエンザ騒ぎは迷惑なことですよねえ。キャンセルは相次ぐし、外国人のお客様の前でマスクをするわけにもいかず・・・。
サービス業のつらさここにありって感じかなあ。
山さんの顔はどうみても、中南米かイスラム系だもんなあ。
でもモテ線の顔だからいいじゃない。
僕なんか、ブログの横顔見ると、どうみても怪しい東南アジア系です。いや、東南アジアの人もいい男はいっぱいいるんだけど、僕はどうみてもアヤシイ系です。
やだやだ。

怪しい外国人に今でも時々間違われる山さんです。
久しぶりにお邪魔いたします。
ブログリニューアルあわせてお祝い申し上げます。
新型インフルエンザついに上陸しましたねえ。
ホテルや旅行代理店も団体旅行や各種大会等がキャンセルだ!いや まだキャンセルにはなっていないが時間の問題だ・・
うんぬん、かんぬん と情報がかなり錯綜しております。
昨年の秋に修さんとパンデミックについて色々トークした事が昨日のことのようにフラッシュバックしていたところです。
いずれにしても早く沈静化してもらいたいものです。
修さん!来週はお互いにインフルエンザにかからない様、体中をアルコールで充分過ぎるほど消毒して、心地よく記憶を無くしませう!!

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