ヘレン・ミアーズ

人間は自分を侵害し侮辱する敵を模倣する。

‐[1900-1989] 米国の女性歴史家GHQ諮問機関「労働政策11人委員会」のメンバー ヘレン・ミアーズ『アメリカの鏡・日本』より‐

昨日、NHKの番組で「チャイナパワー第1回電影革命の衝撃」という番組を途中まで見た。

「今や中国なくして世界は成り立たない」というナレーションとともに、いかに中国のメディア攻勢がすさまじいかを取材したものであった。

ま、民放よりはましとはいえ、現象に惑わされ見方の浅い部分は仕方ないだろう。

メディアはしょせん不安をあおり、誇張することで成り立っているから。

あれは観た視聴者が「中国はすごい!日本はもうだめだ~」ってなリアクションを想定しているんだろうな。

でも、大方そうなんだから仕方ないか・・・。テレビは国民を画一化する。

バイカー修ちゃんは、かつて日本もそうであったように、中国もまた「アメリカ自身の影に躍らされ自壊していくのではないか」と心配している。

皆さんは、今日の一言のヘレン・ミアーズをご存知でしょうか?

著書の「アメリカの鏡・日本」は衝撃的な著書ですぞ。

かつての日本はじつはアメリカがつくりだしたのだと彼女は論破する。彼女はGHQの一員として日本にも来日しているんだよ。

日本は近代化を主にアメリカから学び、アメリカを主とする「西欧」になろうとし、拒否されアイデンティティを喪失し、自虐的な行動にでたのだと・・。

いま、中国人が「西欧」になろうとし、西欧の技術を必死で取り入れ、驚異的なスピードで世界の強国になろうとしている。

しかし彼らは「西欧」にはなれないだろう。なぜか?

かつての日本が世界に台頭した時代とは違い「人種差別」はかなりうすくなった(でもなくなってはいない)。

しかし中国は決定的に西欧から受け入れられない問題がある。

「共産党の一党独裁」体制だ。

彼らは国家も認めたことは徹底的にやれるけど、基本的に人権も自由も束縛されている。

これを認めろというのは共産党の崩壊を招くことは必至だと思うぞ。

すでに中国人は共産党なんか信じちゃいない。

しかし、アメリカは中国と「対等な関係」を結ぼうとしている・・といわれている。

かつて強国同士の条約や歩み寄りがうまくいったためしはないだろ?

ヘレンはこれもこう看破している。

「力は更なる力の必要と渇望を生み安全な同盟は安全ではなくなる」とね。

 アジア人は長らく侮辱されてきたそれは日本人も中国人も同じだ。

彼らは今、力と富に飢えている。貪欲に拡大し自制がきかなくなっているようにみえる。

かつて日本もそうだった。そしてかつてヨオロッパもアメリカもそうだったんだ。

そして・・・自分がされたことをしてかえすそのときがくるだろうな。

イスラエルを見よ。かつてナチスからされたことを今パレスチナ人にしている。

ボスニアやコソボを見よ。かつてナチスや旧ソ連からされたことを隣人同士で行っている。

人間って一度失敗しないとわからない生き物なんだよね。

かつて日本が西欧のマネをしたように、中国人も西欧のマネをしているにすぎない。

それが永続するかどうかは彼ら自身も自信がないように見える。

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