司馬遼太郎「坂の上の雲」より秋山真之の歌

雪の日に 北の窓あけシシすれば

あまりの寒さに ちんこちぢまる

[1923-1996] 司馬遼太郎「坂の上の雲」より海軍中将 秋山真之(さねゆき)78歳の頃つくった歌

ついにNHKのドラマ『坂の上の雲』がはじまった。

複雑なそしてハラハラしながら見た。なかなかよくできている!

22時からのBS放送でまた見た。

『坂の上の雲』フリークのバイカー修ちゃんはかなりよくできたドラマだと思ったな。

明治の歴史を『ラストサムライ』渡辺謙さんのナレーションもまたよかったなあ。

今日のふざけた歌は、『坂の上の雲』の第一巻で紹介されているこの小説の主人公でもある秋山真之が幼少のころつくった歌だそうな。

この歌を父親の久敬翁がみて、「わしも立小便はするが、こういう歌は作れぬ」と言ったとか。

明治という時代を司馬遼太郎さんは、明るく楽天主義の時代だと説いてくれた。

それまでは暗黒の明治時代ってイメージだったのにね。

バイカー修ちゃんは運よく、高校時代に司馬遼太郎命!の友人から無理やり「竜馬がゆく」を読ませられたのがキッカケで、またたくまに司馬先生にハマってしまい、あげくのはてにつまらん高校の勉強をサボって、県立図書館に行ってこの『坂の上の雲』をむさぼり読んだ。

時間がかかったねえ。なんせ時代背景がまったくわからない。

書いてあることが理解できない。哀しいかなレベルの低い高校生だったんだねえ。

この『坂の上の雲』途中より青春ドラマ路線から、日露戦争のドキュメンタリーっぽくなってくるでしょ?

だから図書館で読むと、歴史の本を横に置いて小説を読むっていう便利なことができるんだ。

高校なんてさ、明治から近代の歴史なんてほとんどカットだもんね。

その空白を埋めてくれたのが『坂の上の雲』であり、『竜馬がゆく』だったりするんだよね。

今、あらためて読むと正直疑問点が多いのも事実なんだけど、高校生の頃は素直に感動し、祖国ニッポンへの意識が180度変わるくらい影響を受けた。

天下のロシア帝国バルチック艦隊を一方的に撃破した伝説の秋山中将。

その子ども時代は「ちんこちぢまる・・」ってのがなんともかわいいと思うぞ。

豪放磊落(らいらく)な秋山中将も・・・バルチック艦隊と対馬沖で決戦をしたときは・・・ちぢこまっていたと思う。

今の日本は、戦わずしてちぢこまっている。

少子化?縮小する経済力?軍事的脅威?明治のころの「なにもない日本」にくらべりゃまだましでしょう?

なぜ今『坂の上の雲』なのか?秋山兄弟や子規らが築いてきた近代日本も賞味期限が切れてきた。

さあこれからの日本の『坂の上の雲』はどの坂の上にあるんだろう。

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