パール・バック『大地』

べっぴんの嫁などもらってどうしようというだ。

野良で働きながら家の仕事もすれば子供も生む、そういう女でなくちゃいけねえ。

べっぴんの嫁で、そんなことができるか。

そういう女は着るものと顔のことしか考えてやしねえだ。

‐[1892-1973] 米国の1938年度ノーベル文学賞受賞女流小説家 パール・サイデンストリッカー・バック1931年著「大地」第一部より王龍(ワンロン)の父が言った言葉‐

パール・バックの「大地」です。

衝撃的な小説だったです。アメリカ映画でも戦前に「大地」が映画化されました。

舞台は19世紀の中国、あまりにも過酷で貧しい農夫王家が主人公の大河ドラマ。

王家の貧しい貧農王龍(ワンロン)、嫁をもらいたい息子に父が言う言葉です。

こういう価値観の時代があったんだね。

嫁に来た阿蘭はお世辞にも美人じゃなかった・・・いや醜かった。

しかし懸命に働き、子供を育て、一家を成していく・・と思ったら、戦乱だ、凶作だ、乞食にまで落ちぶれる王龍一家。

戦前にこの小説や映画はベストセラーになり、ついにパール・バック女史は(女性なんですよ!)ノーベル文学賞までもらっちゃう。

みなさん、戦前アメリカは中国贔屓だったのをご存知でしょうか?

こんなおもしろくて可愛そうで共感できるサクセス・ストーリーはアメリカ人好みだし、世論の醸成に大きな貢献をしたとバイカー修ちゃんは思うぞ。

アメリカだって貧しかったんだ。それは同じくノーベル賞作家のスタインベックの「怒りの葡萄」なんかを読むとよくわかる。

戦前のアメリカ人は大方貧しい時代を引きずっていた。

そんなアメリカ人がこの小説を読んで中国人にシンパシーを感じないわけがない。

日本に風当たりが強かったのはこんなところにもあるんだろうなあ。

今はなんだかんだ言ってもいい時代さ。

「不況」なんて・・・「大地」を読んだら、こんなもの不況でもなんでもないと思うぞ。

小説のいいところは、なんでも「疑似体験」できてしまうところにある。

テレビのお手軽ドラマではなかなかこうはいかないものなんだ。

いまどきのワカモノはあの時代のワカモノを演じられない。

バイカー修ちゃんのまわりには、だんなさんがいい男で奥様が美人って夫婦がすごく多い。

不思議だ・・・。

人間は顔カタチじゃないはずなのに・・・いい男といい女の夫婦が多い・・・少なくとも僕のまわりには。

だんなさんはトンデモないルックスだけど、奥様は美しいという夫婦もいる。

その逆は・・・あまりない。

やはり英雄色を好むのか?

才色兼備の奥様がた、あなたがたは世界でもっとも幸せな女性か・・・もしかしたら不幸な女性かもしれないな。

奥さんが美人のだんなさん。

あなたは今の時代だから幸せなんですよ。

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コメント(4)

たごさくさん、いらっしゃい!
悩んじゃいけません。負の悩みはモチベーションを落としますよ。
わが社ももともとは信長型の専制君主がいたんですよ。
会議といえば独演会。広い営業室でメーカーの営業マンに大声でいかにわが社の営業マンのレベルが低いかを大声で話していました・・・。
それを聞いてる営業マンのモチベーションは・・・お察しのとおりです。
立候補を促すためには、社員一人一人と「夢」を語る必要があります。
あなたの夢は?具体的に、それはいつ実現するのか?それを実現するためにはいくらかかるのか?
それはどうやって調達するのか?
こういうことを、家族や子どもたちと語ることで、その夢は自分の夢でもあり、家族の夢でもあるということが実感されてくる。
会社での「ヤル気」なんてこの後で沸いてくるものなんですね。
それを普通の会社はすっとばかして、会社での「ヤル気」のみを求めてくる。
会社が生活の中心だ!・・とばかりにね。
そんなことはないんですよ。生活からのニーズがあって職業がある。
みんなたごさくさんのように悩み、苦しみ、そしてみせかけのヤル気を会社で演じてる。
改革は一人じゃできない。しかし、改革は一人からはじまるんです。
たごさくさんも、今の会社のいい面も見てみたらどうかな?
どんな組織にもマイナスもあればいい面もあるはずですよ。

こんばんは

探したら(失礼)、本当に掲載されていましたね。
管理職に立候補制とはさすがですね。秀吉型人事ですかね。

たごさくの勤める会社とその親会社では、管理職とは、信長型トップのもと、家康型社員がある程度の年数が経つと上司の推薦等によってほとんど本人の努力なしに取り立てられ、あとは業務中にパソコンでゲームしたり小説読んだりしながら思い思いに時間をつぶしながら、たまに上がってくる部下からの書類にハンコつくような存在。部下から冷ややかに見られていることにも気が付かないのか開き直っているのか平然としています。そういう悪しき慣習が堂々とまかり通っていて、絶対今のままじゃいけない。

彼らを反面教師にしながら毎日業務に携わっている身としては、管理職の立候補制は正直馴染むんだろうかと疑問符も。というのも、逆からみると上司の愚痴ばかり言っているくせに進んでリーダーシップを取ろうとしない駄目平社員にも問題あり。それたごさく自身かも。毎日激務と格闘している自負心はあっても人を動かし統率する能力はその地位に就いてから培われるもののような気がします。

立候補する以上は、管理職としての自信や人望その他諸々の素養が備わっていなければ立候補しようというモチベーションは生まれないわけで、平素の努力と鍛錬に裏打ちされた人にしか資格がないともいえるのでしょうか。もちろん立候補して即管理職というわけではなく、それなりの審査は受けるのでしょうが、自他共に認めないと、独りよがりにハイハイと挙手して管理職になって、気負いすぎて立ちゆかなくなっていくのは本人にとっても不幸なことです。

結局、たごさくは秀吉型人材がざくざく居る環境が羨ましいと思うばかりで、自分の駄目さ加減を、鏡を突きつけられて見せられたような気になりました。今のままじゃいけない。わかっていても捌ききれないほどの作業に日々忙殺されて、どう生きていくべきなのか考える余裕も無い現状に閉塞感を覚えずには居られません。

今日のたごさくはいったいどうしてしまったのでしょうか。

夜も更けたので、「溶解垢舐め」ことサンタさんになって一仕事終えたら、眠りに就くまでまた数時間悩んでみます。

ZZRさんいらっしゃい!
いよいよ2009年も残り少なくなってまいりました!
今回、日経新聞の「道しるべ」という全国版のコーナーに載りました。
はずかしながら、友人からのメールで知り新聞を見たしだいです・・・。
ZZRさん宅地建物取引主任者試験合格おめでとう!!
さすがです!

ところで年明けのサプライズ書き込みってなんだろう???
ドキドキ、楽しみにしていますよ。

こんばんは。
バイカーさん、本日の日経新聞に顔写真付きで
記事掲載されていたのを拝見しました。
高知版に載ったということは、全国記事という
ことですよね。ブログの読者が急増するかもです。

話は変わりますが、私事ながら
今年の宅地建物取引主任者試験、いわゆる宅建に
合格しました。今年は例年より合格率が高かった
とはいえ全国平均18%で、高知県は14%でした。
受かれば何とでもいえますが、合格発表までは
本当にドキドキで怖かったです。
折角だから、年明けから指定講習を受けて、
資格証まで取得しようと思ってます。

次回、年明けのカキコミではサプライズなことを
お伝えしようと思います。転勤でも激ヤセでも
なく、よい話です。少なくとも私にとっては。

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