リチャード・バック『イリュージョン』より

毛虫が終末を思うその形態。救世主は、「蝶」と名付けた。

‐[1936-] 米国の飛行家・作家 リチャード・バック『イリュージョン』より‐

バイカー修がブログを書きだして、最も影響を受けたブロガーに「P4U」サマがいます。

当然、Peace for You の意味なんですが、この人のブログをのぞき始めたキッカケは同じバイカーという共通点と、僕に欠けている「おしゃれな感覚」と「ライフスタイル感」がカッコよかったからです。

http://ch02083.kitaguni.tv/e1557115.html

今じゃP4Uサマの手作りビジネスバッグが僕のお宝。大事に大事に使っています。

不思議とバッグが超一流だと、身体に自信がわいてくるから不思議です。

まさしく僕らの生活は「イリュージョン:illusion(幻想・錯覚)」なんでしょう。

今日は、P4Uサマの1月28日のブログ『イリュージョン』にインスパイアされました。

新興宗教の教祖ドンとリチャード(本人のイリュージョンか?)の不思議な「救世主」になるための旅のお話だったと思う。

僕が読んだのは村上龍の訳だったけど、今は新訳もでているようだね。

リチャード・バックはP4Uサマによると、ヨハン・セバスティアン・バッハの直系の子孫だそうで、wikiにもそう書いてある。

たしかに"Richard Bach"はドイツ語で発音したら、リヒアルト・バッハだもんな。

彼の書く物語は、共通してて『ONE』でももっとも有名で映画にもなった『かもめのジョナサン』でも「自由」がキーワードになっていた。

「ジョナサン」がヘブライ語の「ヨナタン」に起因し、「神に与えられし者」という意味も深いよね。

今日の言葉は『イリュージョン』の中の教祖ドン・シモダの言葉だったと思う。

とても意味深い言葉だね。

僕らが「美しい」と思うもの、それこそ「イリュージョン」かもしれないじゃないか。

東京によくいる綺麗なお姉さん、僕らは「蝶」のように美しいと感じついつい目がいってしまう。

でもそれは「蝶」じゃなくて、虹色の毛虫か、蛾の幼虫なのかもしれない。

僕らにはおぞましくとも、鳥には美味しそうに見えるらしくよく食べられる。

美しいかおぞましいかは紙一重・・・まさしく「イリュージョン」だ。

今じゃ世界中の人が好んで食べる「SUSHI」だって、20年前はおぞましい食べ物だっていわれた。

芸術も文化も、アメリカみたいに浅いものほど受け入れられやすく、そして飽きられる。

古い文化やシュールな美術は一件おぞましく難解に映るものだ。

しかし・・・深い。そして・・・ハマる。おぞましさと妖しさは、深い美に転じ、理解できる自分の審美眼に酔うというスパイラルにおちいる。

これこそまさに「イリュージョン」。

人間は何か目に見えないものを信じないと生きていけない。

古い宗教が堕落するから妖しい新興宗教花盛りだ。

どっちもアヤしいんだけど、アヤしさがカネになると知っててアヤしさを強調する分、新興宗教が魅力的に見えるんだろう。

古い宗教も、教祖と経典の価値を再認識しないからそっぽ向かれるんだ。

しかしみなさん、リチャード・バックは『イリュージョン』の中でこう言っている。

「自由が欲しい時は他人に頼んじゃいけないんだよ。君が自由だと思えばもう君は自由なんだ」

とね。

でも今の閉塞社会では、羽ばたこうとする人はほとんどいない。

「自由」こりゃ疲れるもんなんだ。自分の好きなように生きる、僕はそうしているつもりだ。

でもね、これもアメリカがまき散らした病気かもしれない。「自由病」だ。

だれも本当は「自由」なんか望んでいないのかもしれない。

たぶん大方の人は、半分不自由で半分自由ってのが理想なんだろう。

言われて動くほど楽なことはないもの。

それに気付きはじめているのかもしれない。

「自由」っていうのははたから見てるほうが魅力的なのさ。

少なくとも今の僕らの形態が「蝶」ではないだろうな。

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悩んだときには名言集を - リチャード・バックの名言 (2010年12月31日 15:06)

夢を与えられれば、それを実現する力も必ず与えられる。 しかし、そのためにどんなにか努力をしなければならないかもしれない。 by リチャード... 続きを読む

コメント(4)

adansonianさんはじめまして!
ハマる小説を手にした人は幸せですよね。
じつは僕もリチャード・バックの「かもめのジョナサン」はピンとこなかったんです。
今では訳がまずかったのかなと思っています。
バックのような抽象的な内容の小説を英語から日本語にするニュアンスはとても難しいと思うんですよ。
最近はカズオ・イシグロにはまりデビュー作「遠い山なみの光」を読んでいます。

はじめまして。イリュージョンつながりでやってきました。この本私も何度読んだか分かりません。はまりすぎて原著(英語版)も買いました。

http://adansonian.blogspot.com/2011/06/richard-bach.html

レビュー書いたのでよろしければ。なんだか異次元の世界なんですよね。

P4Uサマ、それはご謙遜です。
自分のことは自分がいちばん見えないものですヨ。

その繊細な感性、興味の持ち方の幅広さ、ほぼバイクとヒコーキにしか興味を示さない僕はとてもうらやましいです。

この前、「バイカー修さんは着古したハーレーのジャケットが似合いますねえ」なんて言われて・・・

たんに12年も着てるコレ一枚しか普段着のジャケットを持っていないズボラ男を「かっこいい」と言ってくれる世間の不思議さにおどろいた次第です。
「着古した・・」じゃなくて単にボロボロなだけです。
だから自分の思う自分と他人の思う自分はベツモノ・・・。
イリュージョンなんですヨ。

修サマ 
いけません。
ボクに 『「おしゃれな感覚」と「ライフスタイル感」』なんてどこにあるのでしょうか?
ボクの事を知らない方々は、福山君や小栗君を思い浮かべ、妄想で頭がいっぱいになっていますよ。
まさにイリュージョンの世界です。

 だれも本当は「自由」なんか望んでいないのかもしれない。
 たぶん大方の人は、半分不自由で半分自由ってのが理想なんだろう。
 言われて動くほど楽なことはないもの。
 それに気付きはじめているのかもしれない。

確かにそうですね。
自由に生きるといっても、社会の中で「生きる」って本当は大変な事ですからね。
言われた事だけやってれば、責任を負われる事もないし、気楽だなぁ、、、
コレが殆んどの人でしょうね。

んじゃ、果たしてボクがどんな生活をしているか、自由に想像してもらいましょう。

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