クリント・イーストウッド

天才に出会ったことなど一度もないね。

私の言う天才とは、嫌いなことでも得意な奴のことさ。

誰だって、好きなことは得意になれる――ただ、それが見つかるかどうかの問題なんだ。

‐[1930-] 米国の俳優・映画監督 クリント・イーストウッドの言葉‐

クリント・イーストウッド・・・バイカー修ちゃんが映画好きなのはご存知でしょう?

その中でも、70年代アメリカ映画がとくに好きなんだけど、そのNo.1が「ダーティハリー」です。

今でも、繰り返し見ています。

この映画を初めて見たのは高校生のころで、サンフランシスコ警察(SFPD)の直情型アイルランド系の刑事、ハリー・キャラハン愛用の「S&W M29 44マグナム」にもハマってしまい、ネバダ大の時代は、コレをよく撃ったものです。

ちなみに、日本人はあまり気にしないけど、ハリーが「アイルランド系」っていうのは、アメリカ人には「ハハ~ン!」って感じるわけです。

もひとつ言うと、相棒が「イタリア系」の太っちょディジョージオなのも・・・ハハ~ンです。

このあたりのキモ・・わかるかなあ?

しかし、この映画のキモは、凶悪誘拐犯「スコルピオ」逮捕にはやるハリー&ディジョージオが、逮捕はしたものの「法による手続き:(due process of low)不備のため「スコルピオ」が釈放されてしまうという仰天のストーリーにありました。

アメリカは往々にして、あまりに教条主義に陥って、トンでもない結論をだしたりするトコロがある。

多人種マニュアル文化の弊害でもあるだろうな。

昨今、日本の企業でもいきすぎたマニュアル化でコレに陥っている会社や組織がけっこうある。

これは当時、人権問題で行過ぎた解釈がアメリカで問題になっていたことを風刺したもので、高校のとき学校をサボって観た、「ダーティハリー」で法律の多し穴を学んだのでした。

これにくらべりゃ当時習ってた「倫理・社会」の授業なんて聴くに耐えないシロモノだったね。

バイカー修ちゃんは本当に真面目であるがゆえに、学業は非常に不真面目でした・・・。

そのイーストウッドは今や、押しも押されぬ「巨匠」イーストウッド監督です。

先日は、DVDで「父親たちの星条旗」を観ました。

例のイーストウッド監督の「硫黄島二部作」は渡辺謙主演の「硫黄島からの手紙」は見たので、これで日米どちらの『硫黄島』も観ました。

一言で言って、非常に好印象でした。

「硫黄島からの手紙」の大日本帝国の異様なファシズム国家もおさえたトーンで表現してあるがゆえに日本人が描くよりもリアリズムを感じたし、「父親たちの・・」もアメリカという新興国家の過度な、コマーシャリズム偏重のプロパガンダの異常さもよく表現されていた。

ともに両極端な国家だけれども、そこで「戦争」という共通項を通して蝕まれてゆく「人間」がよく表現されていたと思う。

バイカー修ちゃん、DVDを買うことを決めました。

日本とアメリカ、このともに大きな問題を抱えた国だからこそ、いま『硫黄島』なんだろうと思うぞ。

さて、ノリノリのイーストウッド監督、『グラン・トリノ』も好評のようだし、新作『インビクタス/負けざる者たち』では、なんと!ネルソン・マンデラ南アフリカ大統領だ!

すごいねえ。80歳とは思えないパワーだねえ。

あなたは、自分の「好きなこと」が見つかりましたか?

最近、「したいことが見つからない」って相談をよく受けます。

若い人、僕よりも年上の人、男女問わずです。みんな真面目で賢い人たちだ。

僕はこう答えます。「なぜ、外ばかり向くんですか?」

僕だって、好き好んで今の仕事をしているわけじゃない。

「一生懸命」・・いや、「一所懸命」にやれば、不思議とおもしろくなるんです。

世の中に不必要な仕事なんてない。広い意味では、盗人だって必要なのかもしれない。

いまここ!外ではなく、いまここにある仕事に、打ち込んだことがありますか?

「こんな仕事、私がやるべき仕事じゃない」なんて逃げてる人がたくさんいます。

みんなハデな仕事に憧れすぎている。

悪いけど僕ら凡人に、マスコミに注目されるような仕事は・・精神的も肉体的にも無理ですよ。

常識の範疇(はんちゅう)に居なけりゃ、不安を感じてしまうあなたには無理です。

今の仕事に身を粉にして打ち込むのが最善と思うでしょう?

イーストウッドを見てください。三流マカロニウエスタン俳優だったんですよ。

B級監督のドン・シーゲルから「誰も引き受けてがない、反社会的なデカ」の映画を引き受けて、いまここ!の仕事に取り組んだ。

誰が見ても、ダーティハリーは、ジョン・ウェインやポール・ニューマンではありえなかった。

80歳になっても戦っているイーストウッド。

俳優としては「ダーティ(汚い)ハリー」だけど、監督業は「クリーン・クリント」だね!

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コメント(5)

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ご返事を頂き有難うございます。
毎日少しずつですが、一番最初から読ませて頂いております。
私は教師では有りません。
三人の馬鹿息子を持つ単なる親馬鹿親父です。
昨日、長崎新聞のコラム欄の奥様の記事も拝読しました。
先輩の話が心地良かったですよ。
ではこの辺で。

arakansinさんはじめまして!
お褒めの言葉ありがとうございます。
僕も小林秀雄さんは大好きです。
arakansinさんのような方々に支えられて11年もやってこれたんだと思います。
コメントをいただくってすごく励みになるんですよ。
「子供たちに・・」ってarakansinさんは先生ですか?
イーストウッドかっこいいですよね。
人間、自分とまったく違う世界と格好の人にあこがれるもんですよね!
奥さんの和歌をアップするのにかなり説得しましたよ・・。

船橋様
はじめまして。
実は先日、小林秀雄の「無私の精神」を検索していて船橋さんの
ブログと出会うことになりました。
バイタリティー溢れる素晴らしい内容の数々のコメントを少しずつ拝読しております。
子供たちに「世の中には本当に凄い人が沢山居るなぁ」とよく話すのですが、船橋さんもその一人です。
観る人の器が大きければ、映画も大きく観れるものですね。
イーストウッドのスペースカーボーイが好きで、RightStuffならぬRipeStuffもどきの私は彼の映画を良く見ます。
今後とも素晴らしいブログ続けて下さい。
楽しみにしております。
奥様の和歌「良い(いい)です!!」

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