ベンジャミン・ディズレーリ

堅実な人は「必然」を確信し、気まぐれな人は「偶然」に頼る。

‐[1804-81] 英国の首相・作家 ベンジャミン・ディズレーリの言葉‐

5月に入り、全社員さんとのマラソン個人面談がはじまった。

今日も午前中に二人面談。これで午前中が終わった。

すでに20人と面談し、やっと全体の20%だ。

しかし、一人として同じ内容はない。

思いがけない大きな病気を経験し、奥さんと話し合い、役職者立候補制」という当社独特の制度で、降格して健康回復につとめた社員さん。

そう「役職者立候補制」は昇格のチャンスをみんなに与えるための制度なんだけど、自ら降格を立候補する手段でもあるんだ。

普通の会社は「天からの声」で昇格する。

なぜ昇格したかはじつはあんまり明確じゃない。ブラックボックスだ。

だから、身体をこわそうが、家庭にトラブルをかかえようが、しゃにむにがんばる。

そして・・・身体や心をこわす。

身もフタもないと思わないかい?

自分の人生は自分で決めたいじゃないか!

人生、山もあれば谷もある。

ヘコんだときは、「ちょっと休ませてください」って言える組織が本当の組織だと思うんだ。

一回リタイヤしたらもう、自分の席はなくなる?それが常識?

人生はチキンレースじゃないんだ。

先ほどの、大きな病気をして人生観が変わったという社員さん。

ご先祖さまに手を合わせるようになったらしい。

「今、ここに生きているのはご先祖さまのおかげ」

お父さんが大事にしていた畑を耕すようになったらしい。

大自然の恵みの中に生かされている喜びを感じるようになったらしい。

その畑の周りを小さな息子が自転車で走り回っている姿をみて、 「幸せだ」と感じるという。

大きな病気ですら「幸せを教えてくれる先生」だと思うそうだ。

彼はこんなに厳しい環境の中ですばらしい業績をあげている。

病気となかよくしながら・・。

なのに口から出る言葉は、まわりの仲間とお客様への感謝の言葉ばかり・・・。

「こんなにお給料をいただいて、本当に感謝しています。」とまで言われてしまった。

彼こそポジティブ思考の人だ。

彼にとっては、人生すべて「偶然」ではなく「必然」なんだろうな。

思ったように人生は成る。

身体をこわしたから不幸・・そうかもしれない。

でも、その不幸という経験から見えるようになる幸せってのもあるんだな。

こういうのを「蓋然(がいぜん)」というんだろう。

彼の人生がマスコミに取り上げられることはないかもしれない。

有名人になることもないかもしれない。

人一倍お金持ちになることもないかもしれない。

しかし、いまあげた中に「幸せ」があるとも思えない。

あたりまえの生活に、人に感謝する心に、「おかげさまで」という言葉の中に、ひっそりとその「幸せ」ってやつはいるんだろうな。

あんまり生き急いでいると・・・見のがしちゃうぞ。

社員面談ってね、じつは社員さんのためにやってるんじゃないんだ。

僕のためにやってるんだ。

だって「社員さんが先生」だもんな。

心からそう思った晴天の午前でした。

 

トラックバック(1)

トラックバックURL: http://www.q-bic.net/mt4/mt-tb.cgi/1979

人生の成功の秘訣は、チャンスがきたときに、 それに対する用意ができていることである Everything comes if a man will ... 続きを読む

コメント(8)

ぱたぱたさん、時間は未来からも流れてくるんです!
26日楽しみにしてますよ!

くまさん、いらっしゃい!
くまさんも経営者ですよねえ。
人の話を聴くってのはたしかにつらいです。
やはり社員さんから、福利厚生のこと、お給料のこと、人間関係のこといろいろ質問があります。

それがみな鋭く現状の問題点をついているんですよ。
今、30%が終了しました。
まだまだがんばりますよ!

くまさんも、モノづくり業は大変な時期だろうけど、まけずにまんがれ~!!

修ちゃんこんばんは
全力投球の 全社員さんとのマラソン個人面談お疲れ様です。
私も社員さんの話を聴かせて頂く機会があります。
聴かせて頂くとそれぞれの人が 私なんかの想像を遥かに越えて真剣に
その人なりの人生をちゃ~んと描いて生きておられるんですよね。
その事を知ると、驚くと同時に尊敬の気持ちが湧いてきます。
そしてものすごく当たり前のことですが、「軽く扱われていい人間は一人もいない」と
心から実感させられる瞬間でもあります。
これはやっぱり一対一で話てみて初めて解る部分が大きく、社員さんとの面談はとっても貴重な時間です。
でも、人の話を 一枚岩になって聴くというのはとっても体力のいることですね。
耳に心地よい話ばかりじゃないでしょうし(当たり前ですね)
毎日へとへとでしょう?・・本当に凄いことだと思います。そして
ばんがれ~!!

お疲れ様です。返信が遅くなり、大変申し訳ありませんでした。ぜひ、ご同行させてください!!(詳細については、恐縮ですが、改めて連絡させてください)
このお話、初めてご挨拶させていただいた際、お聞きしましたよね?
改めて活字として、見させていただくとまた、あのお話が呼び戻ってきます。
時として、軌道修正をしていただいて感謝しております。

今の自分を振り返り、何を無くし、何を得たと時々思います。
どうしてそうなったのかと考えることもしばしば。
成功はしていないけれど、今の自分がいる。今の私を認めてくれている誰かがいてくれる。きっと一人では成れなかったでしょう。小さな幸せかも知れませんが、新たな元気の種です。

「大きな木」探します!

arakansinさんいらっしゃい!
そうなんです。うちの社員さんは前向きなんです。
みんな本当にいい人ですよ。

というより、いい人で生きていける風土なんだろうと思います。
みんな「いい人」でありたいのに、いい人にさせない仕組みがこの社会にありそうなんですね。
いい人でいたいのにさせない仕組みがストレスを生むんだと思います。
コメントありがとうございました。

たかひらちづこさんありがとうございます。
何事もまずは「聞く」からはじまるんですよね。

なんかJAROの広告みたいですねえ。

本当、そうですよね。
人の話を聞くって自分磨きだと思います。気付かされる。これが有難いことです。
前向きな意見をいただくと元気になります。きれいな言葉って人を幸せにするのですよね。
社員さんが沢山いらして大変だと思いますが、一日一日頑張ってください。
私の県での最初の仕事は公聴係でした。まだ若かったので有難いなんておもいませんでしたが、今なら理解できます。

修さん、おはようございます。
昨日すでに拝読していたのですが、余りに素晴らしい内容なのでコメント控えて、
一晩ねかせて頂きました。若い頃のことを思い出したりもしました。
「会社は誰のためにあるのか?」って、かなり上の上司とよく衝突してました(^-^)。
その頃から「社長は下足番と社員面談をしてればよい」と強く思っておりました(^-^)。
でも、それは大変な時間を必要とする行為なので、殆どの会社で為されてないことです。
ましてや「自ら降格」する事が出来る体制など、及びもしない考え方を実行され、
またそれを選択する「出処進退」わきまえた「経営者」に匹敵する社員さんがいらっしゃる。
これを感動を持たずに読めと言う方が無理です。
どうか「勇気ある」社員さんに素晴らしい拍手と応援を!!

コメントする

月別 アーカイブ

携帯サイト

QRコード

Twitter

バイカー修ツイッター

facebook

九州教具facebookページ

最近のコメント