人は、教える間に学ぶ。

‐[BC4-AD65] ローマの哲学者 ルキウス・アンナエウス・セネカの言葉‐

昨日は長崎大学経済学部の夜間講義を行った。

そう、僕は長崎大学経済学部の非常勤講師なんだ。

約15名の学生に中小企業とはどのように、理念・ビジョンを持ち、いかに働く人と、お客さまとの人間関係が大事かを話したんだ。

昼間の学生は、人数も300人ほどいて「講義」って感じだけど、夜間の学生は年齢も、学ぶ動機もバラバラ。

講義っていうよりゼミだね。

自然と「対話」形式になって、こちらから質問することもしばしば。

でも、いちばん学べるのは学生ではなくて僕なんだ。

まさしくセネカの今日の言葉を体感した一日だった。

「働く」ってなんだろう?

お金を稼がなきゃ生きていけない?

学歴が欲しいから入学したって学生もいた。

この講義を受講してる学生は30人ほどいるはずだけど・・・半分しか受講者はいない。

僕の講義って期待されてないのかな?

いろんなことが頭の中を渦まいている。

この90分に全力を傾けよう。

あ・・眠そうで「お~いお茶」ばかり飲んでた男子学生の目が輝いてきた!

「お~いお茶」に手が出なくなって・・・ノート取ってる!!

今、会社と自分の「あるべき姿」について話している。

お!やっぱりみんな「自分自身のあるべき姿」について悩み考えているんだな!!

そうかあ!

でも男子学生よ、先生も悩んでいるんだぞ。

「わかった」ことを君に教えてるんじゃないんだ。

「悩んでいること」を君と共有してるんだ。

君が僕の先生だ。

今、自分が悩んでいることを君から教えてもらった。

そして君は講義の最後に「なにか質問ありませんか?」って僕の問いに・・

おずおずと手をあげてくれたね!!

君は僕の先生だ。ありがとう。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.q-bic.net/mt4/mt-tb.cgi/1991

コメント(6)

arakansinさんいらしゃい!
確かに教師と学生の間には異空間があります。
でも、僕はなんちゃって講師だし、「教えて」るんじゃないんですよ。
僕が「教えられて」いるんですね。

つまり「対話による知の創造」を期待しているわけです。
だから相当な人ではなくて、限りなく学生に近いと言ったほうがいいかもしれないですね。

だから聴いてくれるんだろうと思います。
arakansinさんが目の前にいたら・・・
話せないよ~w(*_*)w

松さん、まさにそこなんだよね。
「出来る」と「教える」は違う。

だから大学の先生の講義はほとんどおもしろくないんだよね。
だから、松さんの体験なんかを学生は聞きたいんだよね。

起業するときの苦労とかさ、なかなかお金が集まらない苦労だとかさ、人の問題で苦労するとかね。

こういう人間系のかかわらない経済学なんて全然意味ないと思うぞ。

あきこさんいらっしゃい!
あきこさんもまさに「教える」ことが多いでしょう?

悩みに答えることなんてできないよ(^-^*)
悩みを共有することしかね。
僕らの悩みはみな共通でしょう?

教壇と学生達とのあいだには目に見えない異空間があり、
お互いの言葉がそこを通過する時、違った屈折率で曲げられてしまう。
対話形式の重要なポイントは、その距離感じゃないだろうか。
同じ屈折率の空間にいながら、けっしてくっつき過ぎない。
しかも異空間を生成させるほど離れ過ぎない。
先生が生徒で、生徒が先生としてシンクロナイズされていく。
やはりこれは、先生が相当な人でなければ出来ないことだとおもう。
親が子の先生になり得ない、或いはなり難いのは近すぎる距離感の為だろう。

どうにかして、修さんのゼミに紛れ込みたい。テンプラ学生として。

修さん今晩は、修さんは 大学の先生でも有った訳ですね~ すごい! 確かに人に物を教えるのは 一番自分の勉強になりますよね~

若いとき市内で「アマチュア無線の国家試験講習会をやろう!」と言う事になりました。

最後には、ちゃんと試験官が来て試験が有り合格すると免許がもらえる講習です。

講師を無線工学は有資格者のベテランの方に御願いして、「じゃ法規はやって!」って言われ「ま~法規は本読めば良いか!」

なんて軽く引き受けたら練習問題の正解は解るにしても 「何故これが間違いなんですか?」って聞かれると、間違い文の意味さえ解らず・・・「調べて今度教えます」なんて何度も有りました。

私も一応講師の有資格者免許取ったばっかりだったんですけどね。

これは、仕事で物を教える時も全く同じで「・・出来る」と「・・を教えられる」はホント違って自分の無知を思い知ります。

まさにまさに!
「教える」って、言葉一つ間違うと歪んで伝わってしまったり。
ホントは「教えられている」ことに気づきます。
悩むことも大切だけど、「悩みを共有する」って見方があるんですね。目が覚めます!今日もありがとうございま~す!

コメントする

月別 アーカイブ