魯迅:ルー・シュン

人間は忘却することができるから、これまで受けた苦痛から次第に脱離することができる。

又忘却することができるために、ともすれば前人の誤りを同じように繰り返す。

‐[1881-1936] 中国の文学者 魯迅:ルー・シュンの言葉‐

東アジアには世にも奇妙な国が三つある。

中国と北朝鮮と日本だ。

日本人には中国と北朝鮮はともかくも、「自分だけはまともだ」と思っているフシがある。

多分、他の国から見たら、日本も二つの国に優るとも劣らない「奇妙な国」だろうな。

ま、北朝鮮はブッ飛んではいるが、あんな個人商店みたいな国はけっこう他にもある。

中国・・・これはもう現代社会において、アメリカと並ぶ「革命的国家」だろうな。

アメリカって国もあらゆる人間を受け入れて(原則的にね)多用な価値観の人工国家という壮大な実験国家だけど、中国もまた「一国二制度」なんてありえない・・終わりの見えないことをやっちゃった実験国家だ。

「一国二制度」なんてアヘンを吸うようなものじゃないだろうか?

お金にまみれる資本主義ってのは、慣れるのに相当高度な文化度が要求されるからだ。

残念ながら「社会主義」なんて悪平等な国の人民にはアヘンにも等しいショックだろう。

今の拝金主義やモラルのなさはどうだ?

日本もまた、同じような末期的症状を示しているけど、中国の腐敗はすさまじい。

現役の政府高官の親族が詐欺まがいのことを堂々とやってる。

もともと人間性に欠ける「中国式社会主義」で育った人にはね・・。

社会主義の先輩国家はソ連をはじめみ~んな崩壊してこの世からなくなった。

ま、北朝鮮は、家族独裁主義国家だし、ロシアも異様な国家だけど、堂々と「共産党」なんて党が一党独裁をしている大国なんて中国以外にもうない。

それを中国人自身もよく知っている。

とくにインテリや学生はね。

だって外国に留学したら中国に帰ってこなくなっちゃうんだもん。

30年前・・改革開放はるか以前の中国だった時代、アメリカの学校に留学に来てた中国の女子学生がいた。

彼女はリッチでお金の使い方がすごくて、みんな彼女におごってもらってたくらいだった。

彼女は共産党のお偉いさんのお嬢さんだった・・らしい。(自分でそう言ってた・・ココが中国人)

 

政治で強圧的に弾圧する政治主導国家なのに、銭儲けと拝金主義のはびこった腐敗社会であるのもまたおもしろい。

しかし僕らは中国を笑えるんだろうか?

今のニッポンは、自由でなんでも野放図の甘ちゃん国家でありながら、社会は閉塞的で闊達さはみじんもない・・ように見える。

独立国家って意識も希薄・・に見える。たぶんそうだろう。

10年前に当時アメリカの国家安全保障補佐官だったこわもてのブレジンスキーなんか「日本はアメリカの保護国(Protectrate)である」ってはっきり言ってる。

なんなんだ?わが国は?

これじゃ九州より小さく東京より人口の少ない800万人のスイスのほうがよっぽどアイデンティティがあると思うぞ。

中国人じゃなくっても、こんな国を見たらバカにすると思うぞ。

昨日、とある夜のニュースショーを見てて驚いたね。

「中国の立場を考慮した外交を・・」だって。

どこの国にそんな悠長な国があるんだ?

こんなことをテレビで言わせるこの国は中国よりも重症だと思うぞ。

 

外交はディベートだ。自国の主義主張を相手国に無理無理でも納得させなきゃ弱みをみせたら突っ込まれるってのは常識じゃないか。

やっぱり日本は「保護国」なんだねえ。保護者がいなくなったらどうするの?

中国の保護国になるのか?沖縄も歴史的には中国のものだなんて言ってるよ。 

 

こわもて中国も、清朝末期は政治もガタガタで、あろうことかアヘンの密輸の禁止っていう至極マトモな行為を行ったために海賊のような獰猛国家イギリスから戦争を仕掛けられ、あれよあれよって言う間にヨーロッパ列強からむしられちゃった苦い経験がある。

ニッポンばかり責めるけどイギリスもひどい国だねえ・・謝りもしないんだから。

これをまともに見た幕末ニッポンは震え上がった。

・・で、ニッポンはあんな強大な軍事国家になっていったんだ。

この二国はじつはよく似ている。

こわもての顔と、ふぬけの顔の両極端さがよく似ていると思う。

一国でこれほど極端に人相の変わった国も珍しい。

でもね、中身は同じなんだ。なにも変わっちゃいない。

こわもて中国の顔の奥に、強烈なコンプレックスとそれに起因する尊大な態度が・・

ふぬけの日本に、上から目線の凶暴な内面が隠されている。

中国4千年の歴史の近代200年くらいは、散々な歴史だった。

清朝ラストエンペラーの悲劇や、毛沢東のあまりの無謀な改革に天文学的な人命が失われた。

中国の近代史は血の歴史だ。

暴力を肯定して生まれた「社会主義国家」だからこそ民衆の暴力を恐れる。

日本もかつてそんな経験をして国を滅ぼしたけど、明治と敗戦昭和でみごとにその次代に順応した。

二度あることは三度ある。

経済のためにペコペコする論理は「経済の時代」で終わりだろう。

どんな小国だってスイスのようにしぶとくシタタカにそしてイメージだけはクリーンに生きなきゃならない。

ニッポンもそんな国に覚醒しなきゃならない。

 

人間は忘却することができるから、これまで受けた苦痛から次第に脱離することができる。

 

この魯迅の前文を中国人に捧げたい。

 

又忘却することができるために、ともすれば前人の誤りを同じように繰り返す。

 

この後文を日本人に思い知ってほしい。 

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コメント(4)

たごちゃんおはようございます!
ちょっとブログをいじる暇がなくてコメント遅れてすいません!

私も拝見しました!
実は私の妻も短歌をやってまして、「NHK短歌」に入選したりしました。
http://www.q-bic.net/biker_blog/2010/02/post-2154.html

母は俳句をやってますのでこの人口ってけっこう多いんですねえ。
しかし、たごちゃんの子どもにもこのお爺ちゃんの短歌は宝物になりますね。

最近本題に関係ないコメントをするようになってすみません。
この際だから懲りもせず私の父の宣伝をひとつ・・・。

私の父、豊嶋雅明が短歌集『焚籠』(砂子屋書房)を自費出版しまして、本人は一般に流通させる気はないように言っていたのですが、父の名前で検索すると、アマゾンやら楽天やらで取り扱っているようです。

私の息子(父から見て孫)のことを詠んだ歌を見つけたので紹介します。

食ひ物を入念に嗅ぐは吾が癖で孫も嗅ぐなり子は嗅がずして

更に検索すると評論のようなものまで発見しました。↓
http://www.honza.jp/author/5/fujiwara_ryuichiro?entry_id=2393

親馬鹿ならぬ子馬鹿でした。

松さんいらっしゃい!
ブログ開設おめでとう!
松さんワールド全開を期待しています!

今の中国、ガスを抜かなきゃガス爆発しそうな気配ですが、こんだけヌカにクギな日本にもあきれ返っているでしょうね。

このあわれな政治屋家さんたちに鉄槌がくだされるのはもう間近でしょうな・・・。
このレベルが国民のレベルと言われるなら・・悲しすぎる。

修さん 今晩は、愁いの文章が続きますね。

日本は子供達に国に誇りを持つことを教えず、国土の大切さや国旗/君が代を大切な物と言うことを教えなくなった。

中国は、自国の矛盾の不満を日本に向けさせガス抜きをする為徹底的に日本人を悪者だと教えてる。

日本に関しては、口べただけどそこそこ仕事が出来た政治家が居なくなって 責任が無いときTVに出ると勢いが良いのに人気が出て責任有る立場に成ると 一気にしぼんで仕事できない政治家達・・・

こんな政治家しか選べない 私たち・・・

この頃ホント大丈夫かな~って、たまにですが?真剣に思います。

私のブログURLは、http://for1nagasaki.blog136.fc2.com/blog-entry-2.html

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