サトウハチロー

母の日記をよみました。

――悲しきことのみ多かりき されど よろこびの日もありき――

その よろこびの日もありき という文字が 太く強くしるされているのが

かえってボクには かなしくて かなしくて・・・

‐[1903-73] 東京出身の詩人・童謡作家 サトウハチロー『母の日記をよみました』より‐

11月27日土曜日、僕の会社九州教具株式会社は長崎県から、「子育て支援」企業部門で知事表彰を受けた。

http://www.q-bic.net/main/x/post_70/

長崎市のブリックホールで表彰式に出席させていただいた。

わが社が取り組む男性の育児休業促進、学校行事や地域貢献のための半日休暇記念日休暇などの制度整備のみならず、じっさいに奨励して実行している点が認められたんだと思う。

こういう地味な取り組みで評価されるのはとても嬉しい。

でも、少子化と騒がれながらも「子育て支援」に取り組む企業は大変少ないのが現状だ。

ほとんどないといってもいいほどの少なさだ。

なぜか?

やはり企業は「男性社会」だからという点も大きいと思う。

社長さんも幹部社員もほとんど男性。

女性で頑張っている人もいるけど、大企業なんかでは独身で「男性化した女性」ががんばっている例が多い。

でもそのお母さんも社会で働き、子どもの世話を一手に受けてご苦労されているお母さんのなんと多いことか!

シングルマザーなどのご苦労は僕ら男性の想像をこえるものがあるはずだ。

会社としてなんとか微力でもこれに取り組めないだろうか?

わが社にもシングルマザーはいらっしゃる。

子どもとの時間も少ないがゆえに子ども自身に問題が起きる。

不登校・・体調不良・・非行・・・無気力・・・いろんな問題が起きているはずだ。

こういう母親を見て、若い女性が「結婚したくない」「子どもなんて欲しくない」と思うのも無理はないように感じる。

経営者や財界の男どもも、一般論では偉そうなことを言うわりには、自分の会社の「育児休暇」には無関心な人が多いのはどういうことだろうか?

休暇を与えれば解決する問題じゃない。

でも、本当に苦しんでいる女性はたくさんいる。

僕ら経営者が、安易に「わが社は社会貢献を目指しています」なんて言う前に、こういう問題に取り組むことこそ、 「企業ができる社会貢献」ではないだろうか?

できない理由はわかる。僕も経営者だから。

お客様に迷惑はかけられない。

厳しい経営環境のなかそんなコストはかけられない。

そうだろう。

でもね、それをやらない企業は「その他大勢の魅力のない企業」なんだよ。

「文化の時代」に突入した今、「魅力ある企業」にならなければ、いい社員も来てくれないし育たない。

そんな会社にいいお客様からのオファーは来ない。

つまり「永続できない」会社になってしまう。

「経済の時代」は会社は社長さんが帝王だった。会社は「帝国主義」だった。

「文化の時代」の会社は、優秀な社員さんが育つ風土が醸成され、彼ら覚醒した社員が「気付く力」によって会社は変革し強くなり、世の中の少数派である同じ考えの「優良なお客様」と"Win to Win"の永続的な関係を創って行く社会になるだろう。

それを理解できない「経済の時代」の帝国主義的会社は、安売り競争で淘汰されて消えて無くなっていくだろう。

規模が全てと思ってる。

カネが全てと思ってる。

悪しき「経済の時代」の残党には「子育てで悩む家庭」などは甘っちょろくて解決すべき問題とも映っていないのが本音だろう。

だから見て見ぬふりをしてるんだ。

働くお母さんやお父さんたちよ!

声を上げて主張しろ!君達が覚醒しないとこのニッポンは変わらないぞ!

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コメント(6)

ARL21廣田くんおはようございます。
僕も会社で働く女性の人を見て子を持つ母は強いなと感じます。
でも、うちだ☆てるみさんのコメントを読んでちょっと考えさせられました・・・。
それでレスが遅くなってしまいすみません。
確かに世の男性が「母は強い」って思うことがどれだけ女性にプレッシャーを与えているか・・・。

それを思うと安易に言えないな、とも思います。
でも保険というお仕事を通じて廣田くんが感じることは素直な気持ちでしょう。
人間の愛のものさしが、ちょっとかすんでしまったためにいろんな問題が噴出したのが現代なんでしょうね。
しかしこれは新たな時代の胎動だと信じています。

タクシーママいらっしゃい!
なんせリアルに話すことも多くお互いのブログにコメント入れることも少ないよね。

コメント入れる前に電話で話しちゃうもんね(^_-)-☆
そうだよなあ・・・おっしゃるとおり。

母親への過剰な期待とあまりにもお粗末な社会の仕組みとの板ばさみになってお母さんたちは疲れきっているかもしれない。
子供と接する時間の大小が愛情と比例するはずはない。

いったいどうしたらいいんだろうね。
杉山千佳さんのブログもっともだと思いました。

http://diary-sereno.cocolog-nifty.com/diary/2010/12/post-5c77.html

僕ら自身が迷い悩み試行錯誤しながら答えのでないPDCAをまわしているようなもんだね。

タクシーママも頑張りすぎて折れないようにしてね!

修さん、こんにちは。
子育て支援賞の知事表彰、おめでとうございます!本当に素晴らしい企業風土を育んでいらっしゃる修さんと社員の皆様に敬意を表したいと思います。
修さんのこの取り組みを、多くの方に知って頂きたいと思い、「お慶プロジェクト」や「長崎県の総合計画懇話会」「県の男女共同参画審議会」の中でもたびたびご紹介させて頂いているところです。
これからも、企業が積極的に子育て支援にかかわる事が出来るよう、リーダー的存在として頑張って頂きたいと思っています。
そんなリーダー的修さんのブログに、反論するわけではないのですが、表現に気になる箇所がありました。

『わが社にもシングルマザーはいらっしゃる。
子どもとの時間も少ないがゆえに子ども自身に問題が起きる。
不登校・・体調不良・・非行・・・無気力・・・いろんな問題が起きているはずだ。』

働く母にとって、子どもと一緒にいる時間が少ない!と言われるのが一番辛いことです。
うちの息子の場合も、そんなふうに指摘され、私は本当に心が折れそうになりました。これまでの自分の生き方まで否定されたような気になったのです。
何より子どもの事が大事だし、愛してるに決まってるのに、一緒にいる時間数で比べられ、それが原因かのように言われると、母としては行き場がなくなってしまうのです…。

今回、私のブログで自身の子育ての悩みを書いたら、多くの方から「実は私も!」って声を頂きました。
もちろん、女性が産み育てやすい、そして働きやすい職場環境を、弊社も含めて一刻も早く整えなければいけないと思っています。

ですが、それだけではない、「女性たちの母の叫び」を今回聞いたような気がします。
働く母たちの子育ての悩みや迷いを救えるような手立てがあればいいなぁと思っています。
きっと、修さんはそんなつもりで書いたのではないと思いますが、修さんならわかって下さると思い、敢えて、反論させて頂きました。
(こんなに真面目にコメント書きこんだの初めてかも~。エヘヘ)


先輩久しぶりです。サトウハチローのコメント、読みとばせなくて書き込んでます。
私の生命保険販売という仕事では、家族に対する思いを良く聴いてプランを立てます。
つまり母の愛に良く触れる機会が多く、そこで気づかされたことですが、昔から子を持つ女性は強い。それは現在も変わらないのではないでしょうか。

悪いのは、我慢強く堪えぶのをいいことに、つけこむ未熟な社会の方。子を持つ女性の強さのDNA的歴史に比べたら、現代の一般常識と言われている価値観が作り上がるまでの歴史なんて如何に幼稚かということです。

人間を造るためには、お金や知恵よりも、愛という目盛りのついた物差しが必要なことを、女性はDNAで知っています。

私もその価値観を認め、受けとめる時代が来るのを強く望む1人です。

でも、いま、エコなどという人間ならではの価値観が浸透していることを考えたら、近い将来には浸透してそうな気も。楽観的ですかね?

kyotiriさんおはようございます。
まったくもって今の社会人ママの問題を象徴するようなお話しですね。

それがどれだけ優秀な人材を社会から遠ざけているか・・。
わが社の社員さんも4割が女性です。
長崎県ですからみんな純朴です。

今、「普通の生活」っていうレベルが30年前とは違いますよね。
田舎はクルマだって一人一台必要だし、子供ができたら本当にお金もかかるしPTA活動やらなにやらで時間もとられる。

それでお母さんも働かなきゃ生活ができない。
でも企業側に制約が多くて、女性の職場はパートでレジうちか夜間のファミレスくらいしかない。

もったいないよね。
わが社では、転勤族のママさんが派遣社員として働いて、「楽天市場」で通販週間MVPをとった人もいました。

入社6年で結婚、2回の出産で実質2年半しか勤務していない女性社員も活き活きと働いています。
本格的な茶道教室もはじめました。
簡易で茶室までつくったんですよ!
みんなはじめて経験する茶道にキャーキャー言ってます。

仕事は楽しくしなきゃ!
削るべき見えないコストは他にいっぱいあるんです。
結果わが社の収益は10年前よりはるかに改善したんだから!

子供の「聞こえない声」に気付けるのはお母さんだけですよね。
反抗する言葉・・声になってる声の奥に・・・声にならない・・本人も気付いていない本当の叫びがあるんだと思います。

子供も、社員も、お客様も・・・社会も。

修さん、初めての書き込みかも・・・

この内容は、私にとっても大きな問題でした。今も子供ことは悩みの一番大きい領域を占めてます。

さっきも、息子にかなりきつい言葉をたくさん、たくさんぶつけました・・・(涙)
母親として愛してるし、こんなに愛しいと感じる存在は子供しかしません。でも、だからこそ・・・辛い。
上手く書けませんが、親はみんな子供を愛してる・・・ですよね。でも社会がそれを許さないんです、今日後輩からこんな話を聞きました。
彼女は昨年子供を授かりました、そして運よく保育園が決まり教員として働こうと決心しました。そこで、母校で彼女の生涯のなかで大切な武道を教えることを希望し、講師の空きは無いかと打診したそうです。その返答は「子供のことで欠勤しなければ採用する」ということでした。
この話を聞いて、子供を育てるはずの学校がこの状態であるということに落胆しました。
でも、学校は責める気はありません、正直言ってこのことを利用して責任から逃れている女性が多いこともあるんです。
私は、たまたまパートナーの主人が「女とは、母親とは」という考えがなく、二人で育てるという考えの人なので上手く行ってますが・・・
だから、修さんの企業としての取り組みを宝のように感じます。そして親の役割をもっと大切に考えようと思いました。

なんだか、まとまらない内容でごめんなさい。

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