サンテグジュペリ

歩みだけが重要である。

歩みこそ持続するものであって、目的ではないからである。

‐[1900-1944] フランスの飛行家・作家 アントワーヌ・M・R・ド・サン=テグジュペリの言葉‐

先週12月8日(水)僕はすばらしい体験をさせていただいた。

このブログですごく深い哲学的なコメントをくださるラグビー小僧さんのはからいで大村~長崎~軍艦島~雲仙~諫早湾干拓・・・つまり長崎の南半分を空から眺めたんだ。

僕は、サンテグジュペリになった。

星の王子さまになった。

長崎市内は、おっかないくらい山の斜面を家が皮膚病のように侵食し、軍艦島はゾウを飲み込んだヘビに見えた。

晴天の橘湾に浮かぶ雲仙は、月の横で輝くジュピターだ。

なるほど・・・サンテグジュペリが「星の王子さま」や「夜間飛行」「人間の土地」を書けた理由がわかったような気がした。

彼ら飛行機族第一期生は、人類ではじめて「神の目」で世界を見たんだ。

なんと長崎の狭くてもろくて美しいことか・・。

外海の海は白波がたち、あの群青は450年前に処刑されたキリシタンの時代とまったく変わっていないんだろうな。

55年前に落とされた原子爆弾「ファットマン」が炸裂したのと同じ高度500メートルから浦上天主堂が長崎駅が・・見える。

僕の目は一瞬「ファットマン」になった。

この数秒後に・・・この街は火星のような荒野になったんだ。

低い土地は変わってしまった。

でも雲仙だけは笑ってる。この山もちっぽけな人間をあざ笑うかのように、ついこの前大噴火をおこし島原の街を破壊してしまった。

しかし・・見よ!

人間はあきもせずあくせくと増殖している。まるでシロアリだな。

諫早湾干拓の上空だ。

なにか不自然な地形が眼科に見えた。

この愉快とはいえない景観を言い表す術をしらない。

ふとその異様な景観が、大きな問題になるだろうことは簡単に予想でき・・そしてそうなった。

人のやることの浅はかさと大自然の雄大さと、僕らの生存権の意外なる狭さ・・・矛盾する感覚がこれほど交差するのは、人間の脳が世界を三次元で俯瞰するようにはできていないからだろうな。

空を飛ぶ・・これほど過去と未来を見通せる場はないのかもしれない。

だからどの宗教の神様も「天」にいらっしゃるんだろうな。

サンテグジュペリの今日の言葉は・・・飛んでいるときにひらめいたに違いない。

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コメント(8)

くまさんいらっしゃい!
そっかあリチャード・バックも飛行機乗りだから『かもめのジョナサン』なんかが書けるんだね。

あのジョナサンが急降下してスピードの限界に挑戦するところなんかは経験した人間でないと書けないもんね!

ちなみにバックは、あの音楽家バッハの一族なんだってね。
スペルは同じだもん。

くまさんは夢の中でいつも飛んでいるんじゃないですか?

修ちゃん こんにちは
そういえば『カモメのジョナサン』のリチャード・バックも飛行機乗りでしたね。

仕事の事やあれこれで閉塞感いっぱいの今日この頃ですが、私も空を飛んだら今見えていない物が見えるようになったりするかなぁ。

arakansinさんおはようございます。
なんか「神の目」で地上をみると、人間が哀れに思えてくるんですよねえ。

まさに「上から目線」。
飛行機のこの感動に近い乗り物は・・・バイクです。
バイクに乗ると世界が違って見えるんです。
クルマは母親的安堵感がある乗り物。
シートに座ってドアを閉めるとなんかホッとするじゃないですか。

バイクは父親的乗り物。
ヘルメットかぶってグローブつけてまたがって儀式のようにキックを踏み下してエンジンをかける。
そこから緊張がはじまる。
クルマと逆なんです。

たごちゃんおはよう!
たしかにへたなパフォーマンスをするのが好きな民主党ですよね。
「最低でも県外です」「引退します」って軽々しく発言する「存在の耐えられない軽さ」の元総理や、「国民の生活が第一」ってウソばかりのスローガン。
普通の国なら暴動が起きてもおかしくないのに、まるで無関心の国民。
倒産前のどっかの会社みたいな状況ですな。

ブログのコメントはそのときの直感でいいんですよ!
気にしない。気にしない。

松さんおはよう!
博学だなあ~松さん若いのにそのふところの深さが素晴らしい。
リヤカー松アラスカを飛ぶ。
リヤカー松中国を飛ぶ。いつまでも沈まない夕日。

僕も何度か経験がある不思議な光景は、東京から長崎に帰るとき、窓の外が昼と夜の境目という経験をしました。

窓の外の境目から前が真っ赤な雲海にゆうが沈む。
後ろは群青の雲海。
境目から鋭角に群青の世界と真っ赤な夕暮れのツートンカラーにくっきり空が二分される不思議な光景。

地球って丸いんだなあ・・って思いました。
乗ってるお客様がみな「おお~!」って感動してましたね。
何度か見ましたよ。

やっぱり、修さんは詩人だな~!

あぁ人は昔むかし、鳥だったのかもしれないね!?
こんなにもこんなにも空が恋しい!

一番大事なことは何かを忘れないでいる修さんの目で見た自然は人間の業は、かくも悲しみに満ちているのですね。

修さん、こんばんは。
諫早湾干拓の問題には色々耕作者と漁業関係者の利害関係が対立してどっちに転んでもトラブルですよね。

僕は建設会社に勤務しながらも、諫早湾の干拓には複雑な思いで、心を痛めていました。工事着手の時に現場に乗り込んで抗議したのが、今の首相でしたね。「今頃になって抗議しても、もう、遅いんじゃ!ただのパフォーマンスじゃねえか。」と傷口に塩を盛られたような気分でニュースをみていました。

それと、お詫びを一つ・・・。昨日の僕のコメントはちょっと大人げなかったです。すみません。こういう短慮なところが僕にはあるんです。あの絵が不快に感じたのは事実ですが、あえてコメントとして取り上げるほどの価値はありませんでしたね。忸怩たる思いです。

ども修さん
長崎上空遊覧飛行うらやましいですね~
雲の上から見る雲の絨毯って綺麗ですよね~
いつみても そう思いますし 何か降りていけるんじゃ無いかと思います。

飛行機からの景色で すぐに思い浮かぶのは 冬のアラスカ上空 キラキラとず~と続いてた 多分湖が多いんだろうと思いますが 何度も行ってて 一度しかその光景みた記憶が有りませんが キラキラしてましたね~ 何か荒野を・・・

もう一つは 上海から成都に飛んだ時 夕方飛んだら ず~と夕日が見え続けていた 西に飛んでますから当たり前なんですが なんか不思議な光景でしたね。

私のつたない記憶では、古代中国 夏の祭る神は、日(火)の神で鳳ですから天にいますが、次の殷(商)の祭る神は水で龍ですよね この時代の龍は未だ天には昇らなかった気がします。ww もっとも 時代が新しくなると龍も空飛んだり 天に昇るんですけどね。(ホントかな~自信なくなってきた)

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