本当に国際的というのは、自分の国を、或いは自分自身を知ることであり、外国語が巧くなることでも、外人の真似をすることでもないのである。

‐[1910-98] 東京府出身の随筆家 白洲正子の言葉‐

今日は成人式だね。

でもその話題は他の人にまかせよう。

 

白洲正子さんをご存知ですか?

あの戦後の風雲児、白洲次郎の夫人であり、樺山伯爵令嬢であり、稀有な随筆家だ。

僕のお母さんが大ファンで、白洲正子さんの本はわが家にたくさんあります。

 

この正月休みにスイスから高校生の息子が帰省していた。

その息子も昨日福岡空港から成田経由で、ミュンヘン、ジュネーブと旅立っていった。

久々語る息子にたった半年ぶりの再会なのに大人になっていることを感じた。

何を期待してスイスくんだりまでだしたのか?

これは自分の経験から、日本を知るには外国に出て客観的に日本を見ることがいちばんいいと思うからだ。

日本を外から見ると、あまのじゃくになる。

これまで日本のよいと思っていたところがそう感じなくなり、日本のいちばん嫌いだったところが好きになったりするから不思議だ。

バイカー修ちゃんもそうだった。

大学生の頃なんかは、日本の歴史や伝統芸能、時代劇にいたるまで大嫌いだった。

みごとに「日教組」の先生の教育方針にそまっていたわけだな。

ところが・・アメリカ人は日本の歴史やサムライにとても美しい美学を感じるらしい。

結局、僕もそれに感化されて、日本の歴史や文化が大好きになって帰ってきちゃった。

今回も息子に言ったんだ。

 

多少外国語が話せても、語るべき内容がなけりゃ見もフタも無い。

外国の人は自国の歴史に誇りをもって話す人がすごく多い ・・・ということは彼らは日本の歴史やもろもろのことをよく聞いてくる。

大学生の頃のバイカー修ちゃんは、あまりにも日本のことを知らなくて大恥をかいた。

でも、いまの若者にかぎらず、日本人は一般的に日本のことを知らないよなあ。

これも「日教組」の悪しき教育のたまものかなあ・・・。

 

息子には、この父親の経験をよ~く伝えたつもりです。

僕らは日本人であってアメリカ人や英国人にはなれないんです。

日本人のアイデンティティを持たない日本人なんて・・・なにものなんだ?

そんな人間を外国人がまともに相手にするわけないじゃん。

だから・・小学校から英語塾に通わせてただでさえボキャブラリの少ない英語を生半可に覚えるよりは、白洲正子さんの随筆を読んだり、白洲さんのご主人の白洲次郎さんがいかに戦後日本に大活躍したかを知ったほうがずっといいと思うぞ。

 

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コメント(4)

京ちゃんいらっしゃい!

そうなんですよ。若い先生たちはがんばっている。
とんでもない親と学校の板ばさみになってよくやってますよね。

そんな若い先生も今の教育の犠牲者なんですよね。
僕だって(たぶん京ちゃんの世代だって・・)学校で日本のよさなんて習ったことないもん。

日本人はいつでも外国人が「おまえの国はいい国だなあ」って言ってくれないと納得しないもんね。
それもどうかと思うんだが・・・。

日本人って本当に自信をなくしてしまっているんだよなあ。
この無関心さが恐ろしいと思う僕でした。

修さん、こんにちわ~。

日本人として日本の文化を知らないのは寂しいですよね。学校でも、歌舞伎を見に行ったり、落語聞いたりと努力はしてるんですけどね。
結局、学校で行かされてる感じが強いのでしょう。それに、案外先生たちが楽しんでない・・・((+_+))
それに、学校の先生たちが国家や愛国心を語ることはタブーな時期があったのでしょうが。
いまや、その感覚さえない若い世代が教師として頑張ってるので。(若い先生たちは頑張ってますよ・・・ええ、頑張ってますね)
誇りというか、もっと日本の国歌ってきれいだなーとか、国旗のデザインって斬新だなーとかからでもいいのにな。
と思う私でした。

たごちゃんいらっしゃい!

アメリカにいたときに、星条旗が揚がるとみんな帽子とって胸に手をあてるのに感動した経験があります。
僕ら外国人も同様にしてました。

愛国心とウヨクは違うよね。
日の丸や君が代を否定するなんてどうかしてる。
あんな素晴らしい国旗と国家は世界にも珍しいと思うぞ。

こんばんは、修さん。

僕が小学校の頃は、「国旗掲揚」じゃなく「日の丸掲揚」で、「国歌斉唱」じゃなく「君が代斉唱」でした。たぶん。

もっと日本国と日本人であることを誇りに思っていいんじゃないかと思います。誇りの表し方を取り違えて傲慢になることはいけないけど。

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