ゲリット・ヴァーシュアー

高さ1000mの津波など想像もできない。

もちろん、逃げも隠れもできない。

‐[1937-] 南アフリカ出身の自然科学者 ゲリット・L・ヴァーシュアー松浦俊輔訳1996年著『インパクト!小惑星衝突の脅威を探る』より‐

今回の「東日本大震災」及び「福島原発事故」の恐怖は日本人及び世界の人々を恐怖のどん底につきおとしたと言えるだろう。

未曾有の「天災」と未曾有の「人災」という点において。

政権の機能しないノーコン状態で原子力発電を運営し、そのリスクの上で宴を催していたノーテンキさが、いまここに明らかになった。

東電福島原発で今、献身的活動をされている東電の社員の皆さん、関連企業の皆さん、自衛隊、消防隊員、警察官の皆さんに敬意を評します。

そのご苦労には涙を禁じえません。本当にご苦労様です。

政府首脳や東電幹部は、現場の方々の命がけの活動に報いているのか!!

思えば、恐竜の死滅も未曾有の「天災」であったことを思うと、人類も恐竜と同様、「生き物としての地球」の怒りをかったのだろうか?

中国四川の大地震やスマトラ大津波の方が、人的被害は大きいけれど世界の先進地域たる災害対策国家日本でこの大震災が起きたことは重く受け止めなければならない。

ここでヴァーシュアーの『インパクト!』から恐竜が死滅した「その時」を感じていただこう・・。

 

「しかし、本当に怖いのはビッグサイズの隕石衝突である。

歴史上最も有名なのは、恐竜を絶滅させたとされるユカタン半島に衝突した隕石。

ユカタン半島は、南北アメリカのほぼ接続点にあり、10世紀には有名なマヤ文明が栄えた場所だ。

ここに、6500万年前直径10kmという恐ろしいサイズの隕石が衝突した。直径10kmといえば、太平洋の最深部に沈んでも頭が出るほどだ。

そのエネルギーはTNT火薬6000万メガトン。

生物種の60%、海洋生物の75%が死滅したという。このクラスになると「固体」ではなく「種」の絶滅につながる。また、当然、被害エリアは全世界となる。

この衝突で発生した地震のマグニチュードは12~14といわれる。

我々が経験する大地震はせいぜいマグニチュード8前後だ。

マグニチュードは1つ上がるごとにエネルギーが30倍になることに注意する必要がある。

このような巨大地震では、地球の地盤が20mもめくれ上がるという。

とても生きてはいられない。世界の終わりだ。

さらに恐ろしいのは「津波」。

この衝突で発生した津波の高さは数千m、北米大陸のメキシコ湾岸にも高さ1000mの津波が押し寄せたと推定されている。

津波の高さと被害について考えてみよう。歴史年表上、もっとも新しい記録は2004年12月26日の「スマトラ沖大地震」による津波だ。

このときの波の高さは20mだったが、16万人が犠牲になっている。

また、コンピュータシミュレーションによると、直径200mの隕石が大西洋の真ん中に落ちた場合、沿岸部で高さ200mの津波が発生し、オランダ、デンマーク、マンハッタンをのみこみ、何億人もの人が数分間で死ぬという。たった数分である。

波高200mで、この破壊力。高さ1000mの津波など想像もできない。

もちろん、逃げも隠れもできない。」

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コメント(2)

たごちゃんお久しぶり!
昨今、この社会状況の中ツイッターをする気にもなれない僕です。
なんかツイッターでのばか話しが無意味に感じてきて疲れちゃった。
わが社も「社会貢献チーム」が社内募金を始めました。
ホテルでも義援金箱を設置してまして、かなり集まっているようです。
会社としてもどのような貢献ができるか検討中です。
僕もこれまでいろんな復興ボランティアに参加しましたが、今回は福島原発の事故の様子も見て慎重に対応しなければならないと思います。
ドイツのシュピーゲル誌によると福島原発で5人死亡者が出たと報道されてますが、国内で報道されないのはなぜでしょう。
まだまだ不安要素がいっぱいですね・・・。
やっぱ・・・「死んだふり」はちょっとですねえ・・・。

修さんこんばんは。久しぶりにコメントいたします。
今さら言うまでもなく東日本は甚大な被害ですね。被災者になったつもりになってあれこれ想像を試みたんですけど、とても想像力が及びません。

昨日、「◎●▽◆◇■□▲☆★!」と、いつものように小説上司から早口でまくし立てられて全然聴き取れなかったのですが、手渡されたチラシに親会社が義援金の募金をしているらしきことが書いてあって、たぶん、「募金箱を作製して設置しなさい」という意味かな?と思ったけど、念のため確認が必要でした。

浄財を入れて頂く「穴が大きいから小さくしろ」とか、それを穴をくりぬいてしまった後に言われるから、作業中、胃の辺りがしくしく痛みました。「人間心理として穴が開いていたら中をのぞき込みたくなるものだ」というのが理由で、「くだらねえ」と泣きたくなるのを我慢して、なるべくお利口さんにして、できあがった募金箱に千円札を1枚そっと入れました。

「義援金」という名目のお金が最も手っ取り早いアピールでしょうけど、もしお金だけ出して十分に社会貢献できて満足だとか、まさかそうは考えないでしょうけど、本当にお金だけで良いのかな?じゃ、現実に他に何ができる?自問自答を繰り返しています。(人的貢献と言えば、大分の建設業者の中には重機とオペレーターを現地に派遣することにしたところもあります。)想像するまでもなく、食料や飲料水、生活物資、寒さを防ぐ毛布など、それにお風呂にも入りたいだろうし、亡くなられた人のご遺族であれば故人をきちんと弔いたいだろうし・・・、代わってはあげられないけど、被災者の方々の痛みを理解したいと思います。九州の、とくに大分なんか断層がいくつもあって、いつ大地震が起こっても不思議では無いわけだし。

話は飛びますが、以前、例の「妻が死んだふり」で腹たてたのは、同じように犯罪被害者もしくはそのご遺族ががあれを見て心がどれほど傷つくだろうか?と考えたからです。(附属池田小学校事件の犠牲になった児童の中に取引先の方の子供さんがいまして、)刃物が体に突き刺さっている絵を見て僕の心は拒絶反応をおこしました。悪ふざけも度を超すとNGだよ~!って。済んだ話を蒸し返すなんてやはりちょっとどうかしていますね。すみません。度を超したのは僕の方かもしれません。

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