「民主政」だけが、絶対善ではない。

民主政もまた他の政体同様、プラス面とマイナス面の両面を持つ、運用しだいでは常に危険な政体なのである。

‐[1937-] 東京出身のイタリア在住の作家 塩野七生『ローマ人の物語Ⅲ-勝者の混迷』より‐

今日は塩野七生さんの『ローマ人の物語Ⅲ』からの言葉を紹介しよう。

塩野七生さんは女性らしからぬキレのいい文体で、ローマ人なる・・・およそ一般的日本人が興味を持っているとは思えないような題材をベストセラーにした稀有な作家だね。

ところがこの『ローマ人の物語』がおもしろいんだ。

なにがおもしろいか?

塩野七生さんという、イタリアに在住しイタリア語に堪能でイタリア人を理解した日本人が、心の奥で日本人と比較しながらローマ人を語るところがキモだね。

この「民主政」に関する名言は、今の震災対策でだれがみても機能不全に陥った、民主党内閣の無為無策無能ぶりに端的に現れていると思うぞ。

津波震災事故勃発後の「東電のご意見」を聞いたばかりに外国の支援を断った愚作にはじまり、いろんな方々のご意見を取り入れてまとめられず乱立する「対策本部」。

機能しない大臣たちや、なにを啓蒙するのかまったく理解できない「国民啓蒙宣伝大臣」・・・おいおい戦時中の「国防婦人会」かよ。

こんなに機能不全なできそこないの民主主義より、現実に即対応してる「中国共産党」の一党独裁の政治の方がずっとましに見える。

民主主義が善で独裁政治が悪だってのは、一般論であるけれど、機能しない「できそこないの民主政」より、よくできた独裁の方がましだっていう例が今の日本だろうと思うぞ。

民主政が民衆の堕落を生み国力を落とすのは、2000年以上前から証明され解決されず現在にいたっている。

アメリカにしてからが、国民を締めるために定期的の他の国に戦争をふっかけてるようなもんだろ?

民主政のローマ人だって、国を立てなおすのに独裁者カエサル(シーザー)を生んだんだ。

アメリカやドイツなんかの「大統領制」ってよくできているよね。

大統領にかなりの権限が与えられ、かつ民主的に選ばれる。

ところが我が国の首相は、不明朗な党内のやりとりで選ばれ、かつ強力な権限があるのかないのかよくわからない。

民主党を選んだのは国民だからいたしかたないけど、二代続く民主党の総理大臣は想像を絶する愚かな首相だと言わざるをえない。

とくに鳩山首相なる人物が日本国に与えたダメージは、この震災なみに大きいと言わざるをえない。

まあ、自民党も五十歩百歩だから突っ込むこともできない・・・だから国家が機能不全状態だ。

今の日本にカエサルはいない。

このまま行くと、優秀な企業が国外に逃げるだけじゃないぞ。

優秀な人材も日本に見切りをつけて国外に出て行くことになる。

あんまり過剰に原発たたきを行うと、優秀な原子力の技術者や科学者がフランスのアレバに引き抜かれちゃうぞ。

問題は原発そのものよりも、その原発を運営してきた自民党も含む政治の無策にあるのではないのか?

2000年余も国家を運営してきた世界最古の国家も、最大の危機を迎えているのかもしれない。

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コメント(2)

松さんおはようございます。
本当ですよね。
僕もこの「バイカー修ちゃん・今日の一言」では政治への批判は極力しないようにつとめているんですよ。
民主党、自民党どちらにも親しい国会議員や県議会議員、市会議員もいるんです。
でもね、あまりにも無為無策にたとえブログといえども黙ってはいれないなってくらい今の民主党政権はひどい。
作業員の方々だってどれくらい危険を知らされているんでしょうか?
もう少しするとそういう孫受け、下請け業者さんからの告発がでてくるでしょうね。
情けなくなってきますね。

修さん おはようございます。

政治の無策・・・特に原発に関して 作業員を体育館で雑魚寝させて 風呂も 満足な食事も未だに与えず収束の見えない作業を続けさせてるって 人間のする事とは思えません!

こんな事で効率の良い作業が出来るはず無い! 少なくとも今原発で作業してる人達は人並み以上の待遇して 余裕を持って仕事させてもらいたいです。

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