カネで買えないものは、差別につながる。血筋、家柄、毛並み・・・。

世界で唯一、カネだけが無色透明で、フェアな基準でしょ?

カネで買えないものなんてあるわけない。

‐[1972-] 福岡県八女市出身 ライブドア社長 堀江 貴文 20053月の発言‐

ホリエモンこと堀江貴文元ライブドア社長の上告た棄却され、実刑が確定した。

これに関してはマスコミの注目も高く、いろんな人がいろんなコメントをしている。

ホリエモンをこき下ろす人、検察や国家の犠牲者であるという人・・いろいろだ。

僕なんかにこの人のコメントをする能力も実績もない。

ひとつ言えることは、この堀江貴文元社長は、大変な能力と才能をもった人であることはまちがいない。

それは現在も変わらない。

この人を時代の寵児にしたのも、極悪非道の犯罪者にしたのもマスコミだ。

そして、この堀江さん自身がマスコミを利用し、マスコミに翻弄され、マスコミによってメルトダウンした。

マスコミっていうのは、誰も責任をとらない、福島第一原発と同じ「制御不能の怪物」だからな。

マスコミっていうのは、宮崎瞬監督の『千と千尋の神隠し』に出てくる「かおなし」みたいなもので、それ自身には感情がない。

それを制御不能の怪物にするのも、なんの役にもたたないバカモノ番組に成り下がるのも、「視聴者」というマスの国民の総意(のようなもの)なんだ。

「視聴者」は常にマスであり、集団だ。ゆえに誰も責任をとらない。

堀江さんにはこれが見えるんだ。大衆の潜在的欲望が見えるんだね。

そこがこの人の天才的な才能なんだと思うぞ。

でもそこに誤算があった。

この「大衆の潜在的欲望」っていうのは原子炉の制御棒よりコントロールは難しいんだ。

彼は、制御棒のコントロールを誤って暴走し、炉心溶解・・いわゆるメルトダウンしてしまった。

「大衆の心理」なんていうのは勝手なもんだ。

自分自身は、正義や秩序なんていうものはあやふやなくせに、他人にはその「正論」を振りかざす。

「資本主義」っていうシステムは、個人の欲望をエネルギーとして、それを肯定している。

この欲望は暴走しがちで、その制御棒として宗教や倫理感があるんだけど・・・圧倒的に力不足だ。

この問題は解決すらしていない。

ゆえに「資本主義」っていうシステムそのものが自己矛盾だらけで「福島第一原発」化しているんだ。

だから、マスコミは今日の堀江さんの「カネで買えないものはない」っていうセリフをおもしろおかしく叩きまくったけど、彼の言ってることそのものは、何も間違っていないと思うぞ。

倫理的に間違っているというなら、その倫理とはなんなのか?

マスコミ報道で右往左往するようなあやふやな「倫理」がそうなら、カネよりその倫理の方がもっと危ない。

マスコミを利用し、大衆の潜在的欲望に火をつけてカネを儲け、問題提起をしたまではよかった。

堀江さんもまた、その大衆の潜在的欲望とマスコミにつぶされちまった。

堀江さんの功績は、「資本主義」のもつ根源的な矛盾を目に見えるかたちでみんなに示した。

そこにあるだろうな。

でもそれは、決して開けちゃならないパンドラの箱だったんだ。

「資本主義」の大きな矛盾。

欲望をエネルギーにするそれは、人間のもっともいやらしい部分が現れる。

すなわち「自分は快楽を追及するくせに、人の快楽はねたましい」っていう感情だ。

マスコミの芸能人への対応にでてるだろう?

新人のころは持ち上げて、売れてきたらたたく。

嫉妬が経済を動かす。この人間の奥深いおぞましさまで読み取ることはできなかったんだな。

われわれはここを学ぶ必要があるだろうな。

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コメント(2)

icc-kazukiくんおはよう!
またまたカキコミありがとう!
ホリエモンが話題になったのはもう5年も前・・・。
icc-kazukiくんはまだ子供だったかな?
これは覚えとくといいよ。
世間ってのは自分とつながっているし、自分も世間の一員だ。
いまの人たちはみんなものごとはよくも悪くも他人のせいだと思っている傾向があるよね。
でもね、世間ってのは「自分からはじまる」のだ。
だから、他人の不幸を追求すると・・・自分も不幸になってしまう。
だから大方の人が不幸だと思っているのさ。
もうわかるよね。
幸せになりたかったら、他人の幸せを願わなきゃね。

こんばんわ。
色々な事が起こる度に、マスコミが取り上げて潰される。
こんな流れが出来上がっていることに私はとても呆れます。
社長の言葉を逆にしただけですが、
「自分の不幸は逃れたいのに、人の不幸は追及する。」の方が、
私はしっくりきてしまいます。
とても考えさせる内容でした。

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