ケンペル『日本誌』より長崎丸山の様子

長崎丸山は京の嶋原以外では 他に見られぬ豊麗(ほうれい)を表現している。

‐[1651-1716] ドイツの医師・博物学者 エンゲルベルト・ケンペル『日本誌』より‐

10月7日~9日、長崎は盛大に「長崎くんち」がとり行われました。

約370年の伝統をもつこの祭りは、日本でもっとも豊かな貿易都市だった長崎の贅をつくした賢覧豪華なお祭りであり、華やかな裏にキリシタン弾圧という重さももった、他の祭りと際立って特色のある祭りです。

僕ら長崎人は、「くんち」が大好きで一生に一度は出てみたいと思っていました。

それがついに実現しました。

わが社のホテル「ウィングポート長崎」と「クオーレ長崎駅前」がある大黒町が今年7年に一度の「踊り町」であり、「唐人船」を奉納しました。

その大人(たいじん)役になりました!

http://www.youtube.com/watch?v=pIT2SkG3I_o

大人とは、当時の唐人の「偉い人」の意味で、上の映像の座っているキョンシーのような黒い衣装をまとって右から三番目に座っているのが私です。

なんと今年は、中国総領事の李文亮さんも大人役で一緒に出ています。ホンモノの「大人」様です。

この「大黒町唐人船」めちゃめちゃかっこいいんです!

 

「ヤーハ!(福よ来い!)」の掛け声に、今年は新必殺技「風来波(ふうらいは)」ドラの音とともに根曳が一人づつ仁王立ちになるこの技!

バイカー修ちゃんは鳥肌がたちますねぇ・・・。

マジに今年の根曳衆は、イケメンぞろい!どこにも負けません!

また、主役である「根曳衆(ねびきしゅう)」には当社ホテル事業部の堀田英一くんがでています!

http://blog.livedoor.jp/nagasaki_kunchi/

HOTくんこと堀田英一くんのブログも見てください。

「根曳衆」がいかにハードで長期にわたる訓練をしてきたかがわかっていただけると思います。

 

もうひとつの主役は今年久々復活した長崎検番の芸子衆の「うかれ唐人」これがいいんだよねえ!

これも長崎くんちでしか見ることができない舞いなんですよ。

僕も仲良しの検番「美代菊」の舞いを見てくださいね。彼女はまだ22歳!長崎が誇る若手検番のホープです。

http://miyogiku.jugem.jp/

じつは今日の一言のケンペルの『日本誌』も美代菊から教えてもらいました・・(ネタばれ)

僕にとってこの「長崎くんち」は一生に残る経験でした。

皆が一所懸命に全力をあげて、汗と怒号と笑いと・・・涙涙の三日間。

大黒町の役員の方から言われました。

「くんちもまともにできん者に、仕事のでくんもんか!」

重い言葉でした。

「くんちなんて・・」と無関心な人もたしかにいます。そういう人は仕事にもそういう意識しかもてないのではないでしょうか?

僕も与えられた大人の役を精一杯やりました。

「大黒町唐人船」三日間で、お花をいただいた方々への「庭先まわり」を1200件!!やりとげました。

足は棒・・・声は枯れ・・・いまだリハビリ中です。

唐人船を曳く「根曳衆」や、踊りを舞う「長崎検番」の美代菊たちはもっとハードです。

素晴らしい仲間と出会えた。素晴らしい歴史を知った。

そして素晴らしい文化の一ページに参加できた。

この豪華な大人の衣装、根曳衆の衣装、すごく贅をこらした素晴らしい衣装。

これをも全員いただきました。なんと太っ腹!

粋だねえ!!これが祭りだよね!これは僕の一生の宝物です。

この喜びは一生忘れません。本当にありがとうございました。

 

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コメント(2)

ラグビー小僧さんいらっしゃい!
長崎くんちでの大黒町唐人船での大人役はたいへん有意義でした。
まさしく内部から見た「おくんち」は芸術的でした。
そのストイックさといい、様式美といい非合理的で不条理な決まりごとの多さがまた「文化」を感じさせました。
とてもよい経験でしたし、370年も永続できたのは、この「不条理」の中にあることもわかりました。

効率一辺倒の組織は長持ちしないんですよね。
人は「不思議なもの」に熱中するんですよ。
終日唐楽の子ども達のドラや鐘の音を聴いていると、これがハードロックのように、リッチー・ブラックモアのギターみたいに聞こえてきて身体がトランス状態になってくるんです。

やってる本人がこうだから、観ているお客様もそうなってくるんでしょうね。
いやはやなんともすごい体験でした。

修さん
おめでとうございました。そして大役お疲れ様でした。長崎人なら一度は憧れますね、本当に。ロンドン山高帽に羽織袴のスタイルはまさに長崎の文化を象徴するいで立ちですね。
私も長崎を離れていた永い37年間の時間を埋めるように、毎年おくんちの時期はそわそわしてますよ。今年は6年目。年を重ねる毎にその素晴らしさ、日本人の持つ「和魂」と「荒魂」そのエネルギーの爆発。音と色彩の乱舞。聖と俗の乱打。「おくんちは芸術だー!」と叫んでしまいたくなりますね。
今年は特に日並びがよく25万人が見物に、関係者の話では諏訪神社のお賽銭も大幅な伸びだったとか、、。

私の行きつけの理髪店は大黒町にあるんですが、その息子さんが唐人船の根曳衆になられてたんですね。小生の散髪を何度もやってくれてるんですが。次回の時にはおくんちの話で盛り上がりそうですね、丸刈りにならないように注意しとかなきゃね。

今回は弊社の若い女性3人組(出身が関東、関西、熊本)を連れてのおくんち見物だったのですが、、。三人とも街で出会った太鼓山「コッコデショ」にひとめぼれ。何時間も追っかけを、、。何処へいっても見物の人人人。彼女たちが言うには「子供たちの神輿の上でのイナバウアーが素晴らしい」「男のフェロモンがあふれんばかりに発散していて、かっこいい」「コッコデショの掛け声が観客と担ぎ手がひとつになっていてすばらしい」。

一年に一度の長崎市民の熱狂を体感したようです。

夜は雲龍亭の一口餃子とビールで反省会。一人がつぶやくように言ってくれたのが「こんな祭りがあって長崎の人は幸せだね、皆んなが楽しそうで誇らしげにしているし、私も住みたいなこの町に」と、、、。

7つの当番町の皆さん本当におつかれさまでした。修さんも。

シャギリの音も消えて、祭りは面影の中に。

神様もお帰りになった、、、。

秋は深まっていくね、修さん。


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